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世界で最も美しい男性・・・デヴィッド・シルヴィアンの幽玄なる世界

本日2月23日は、自分自身にとって唯一無二の存在ともいえる音楽家の誕生日

David Sylvianは、齢65歳を迎えました

彼のことは、自身とても愉しんでいるコチラの音楽シリーズ初回でもお伝えしていました
https://books.view.cafe/art-sports/1034/

その出逢いは厨房時代に遡りますので、お付き合いは40年以上

自らリーダーを務めていたバンド・JAPANの活動に終止符を打ったのが1982年12月16日

幸か不幸か、初めて彼の姿を生で観たのが、その名古屋市公会堂での解散コンサートでした

バンド解散後は、有能かつ異色なアーティストとのコラボ作品を交えながら、独自の世界を究めていきました

今回は、その作品群の中から、是非とも聴いていただきたいアイテムをご紹介します

先ず、聴いていただきたいのがコチラの作品

『Secrets of the Beehive』1987年


Secrets of the beehive
Secrets of the beehive

彼の魅力をバランスよく味わうには、この作品をおいて他にはないかもしれません

全ての楽曲が意志を持って語りかけて来る、そんな印象を抱きます

この作品を聴かずして音楽を語って欲しくない

そこまで言い切ることができる名作中の名作です

小生の手元にあるのは、ボーナストラックとして『禁じられた色彩・Forbidden Colours』が収録されている発売当初の輸入盤CD

『禁じられた色彩』は、映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲『Merry Christmas Mr.Lawrence』に彼が歌詞を添えたもので、そのタイトルは、彼が私淑していたという三島由紀夫が男色を描いた『禁色』から採ったもののようです

美しい、ただ美しいと表現するしかない、音色とその麗しい声

リマスター以降は、そのボーナストラックが何故か別の曲に差し替えられていますが、命が途絶える前に聴いておくべき作品と断言します

次に、彼のキャリアを広く捉えてみたいという方にはコチラの編集盤がオススメです

『Everything & Nothing』2000年


Everything & Nothing by DAVID SYLVIAN (2000-11-07)
Everything & Nothing by DAVID SYLVIAN (2000-11-07)

仲間(といっても、小生の友人で彼が好きだというのは、冒頭にリンク紹介した記事にも登場する高校の同級生唯一人しかいませんが)とは、そのジャケット写真から『犬』と呼び合っている作品です

バンド・JAPAN時代にオクラ入りになった1980年の作品『Some kind of Fool』から、2000年の『The Scent of Magnolia』まで、約20年間の活動のベスト盤ではなく、想いを込めて選りすぐられた大傑作というものです

小生の手元にあるのは、ボーナス・ディスクの付いた3枚組の特別仕様

発売時の日本版は2枚組でしたので、良い買い物ができたと独り言ちです

このボーナス・ディスク(4曲収録)が、また素晴らしいのです

そして、自分の葬儀に流して欲しいとさえ想う作品がコチラです


『Gone to Earth』1986年


Gone to Earth (W/CD)
Gone to Earth (W/CD)

まさに幽玄という言葉が相応しい、オンリーワンの世界観

特筆すべきは、この作品から、あのフリップ先生(キング・クリムゾン)との蜜月が始まります

まあ、騙されたと想って聴いてみてください

この作品と向き合って琴線に触れない方とは音楽談義ができないかも、とは言い過ぎかもしれませんが、聴き手の美意識を問い正す、そんな人類の宝物ともいえるアイテムです

秋から冬にかけて、深夜に独りモルトを舐めながら愉しむのが、嗜むお作法かもしれません

そして、彼の作品に浸りながら、そんな深夜のお供に手に採ってみたくなるのが、コチラの書籍

『生の短さについて』 セネカ著 大西英文訳 岩波文庫


生の短さについて 他二篇 (岩波文庫)
生の短さについて 他二篇 (岩波文庫)

残りの人生が限られていることを想うと、彼の作品を含め、聴くべき音源が目白押しにも関わらず、その時間が圧倒的に足りなことに直面します

だからこそ、彼の作品を優先して聴いていただきたい

以前、自身のfacebookのカバー写真にもしていたお気に入りのショット

今回も一人でも多くの方が、共感していただけると、嬉しいです

それでは、またね!

 

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