fbpx

雪の日は革靴NG!でもどうしても履かなければいけないときの対策法

雪の日には革靴はNG。滑って転んで怪我をしてしまう危険性もありますし、革が雪で湿ってしまい、靴の寿命を縮める可能性もあります。

とはいえ、ビジネスパーソンにとっては雪の日でも営業や外回りをするため、革靴を履かざるを得ないというケースも多いかと思います。また、朝家を出るときには晴れていても、帰りにはドカ雪が降るという場合も考えられます。

そこで、今回は雪の日にどうしても革靴を履かざるを得ない状況で、滑りにくくする方法と、長持ちさせるための手入れの方法をご紹介します。

雪の日に革靴がNGな理由とは?

革靴の靴底は多くの場合、革かゴムでできています。靴底がゴムになっているものは滑りにくいですが、それでも溝が浅いものが多く、雪で路面が濡れていたり、凍っていたりしたら太刀打ちできません。

雪で滑ってしまえば、大切なスーツが汚れるのはもちろん、怪我をする危険性があります。そうなってしまえば、営業や外回りどころではなくなってしまいますよね。

また、革に詳しい方にとっては釈迦に説法ですが、革は水に弱い素材です。水に濡れることでシミになりますし、そのまま放置しておけばカビが生える原因にもなります。

雪の日は比較的安価で、滑り止めがついている合皮のほうが良いかもしれません(ただし、合皮の場合も濡れると加水分解という化学反応が起きて、ヌメリやひび割れの原因になるので注意が必要です)

雪の日に革靴で滑りにくくする方法とは?

雪の日は「オーバーシューズ」がおすすめです。ゴム製で、靴がすっぽり入るようなカバーのことです。

革靴が濡れなくなるのはもちろんですが、底には滑り止めが付いているので、転倒を防ぐことも可能です。
もしものときに備えて、靴を買ったときのオーバーシューズも買っておくと良いかと思います。

また、「スノーパッチ」や「スリップガード」などと呼ばれる、靴底に接着剤で貼り付けるタイプの滑り止めを装着するのもおすすめです。しかし、一度接着してしまうと外すことができないというデメリットもあるので注意しましょう。

オーバーシューズや滑り止めがない場合や、外出先で急に雪が降ってきたときには、応急措置として輪ゴムを使うことで滑りにくくすることができます。

昔の人が履いていた「かんじき」のようなイメージですね。太めの輪ゴムを靴に通すことで、ゴムが転倒を防いでくれます。しかし、見た目が悪くなってしまうので、取引先などに着いたときには外しましょう。

他にも、革靴用の着脱式スパイクなど雪の日用の滑り止めグッズが多く売られていますので、ネットで探してみると良いかと思います。

靴が雪で濡れたときの対処法

雪の中で革靴を履いた後は、その後のケアが肝心です。放置しておくとシミになってしまったり、カビが発生したりして使い物にならなくなってしまいます。

特に雪の日は水分はもちろんのこと、道に撒かれる融雪剤も革靴をダメにする原因となります。融雪剤には塩化カルシウムという成分が含まれていて、これが革に付着すると白いシミができたり、革が硬くなったり、ひび割れてしまったりする原因となります。

まずは、靴の表面に付着した水分をきれいに拭き取りましょう。その後、通気性が良い場所で自然乾燥させます。
ドライヤーなどで強制的に乾かすのはNG。革の表面が乾燥してしまってカサカサになったり、ひび割れたりする原因となります。

もし、靴の外側だけでなく内側も濡れてしまった場合は、新聞紙を丸めて靴の中に入れておくと、新聞紙が湿気を吸い取ってくれます。

靴が乾いたら、表面に付着した汚れをきれいに拭き取って、クリームやオイルで磨けばツヤが戻ります。

また、革靴を長持ちさせるためには、あらかじめ防水加工や撥水加工をしておくことをおすすめします。いつ何時雨や雪に降られるかわかりませんからね。

レザーオイルを塗れば、油分が水を弾いてくれますし、防水スプレーで革の表面をコーディングしてあげれば、水分による革のダメージを防ぐことができます。

革靴を購入したら、まず防水処理をされることをおすすめします。その上で、オーバーシューズも用意しておけば完璧でしょう。

雪の日には極力革靴は避けよう

とはいえ、やはりいちばんの対策方法は「革靴を履かない」ということです。先程もご説明したように、安めですべり止めがついた合皮の靴や長靴を履いたほうが安全で、革靴の寿命も延ばすことができます。

どうしてもという場合は、今回ご紹介したオーバーシューズや滑り止めグッズ、あるいは輪ゴムなどを使って転倒防ぐ。家に帰ったら、すぐに適切なケアをすることで、雪道でも安全に歩くことができ、革靴の寿命を延ばすことにもつながります。

また、日頃から防水や撥水加工を施していれば、急な雪の日でも安心です。
大切な革靴、そしてご自身の体を守るためにも、雪の日対策は万全にしておきたいものですね。

Copyright © 2018 消費者の視点 | Consumer's View All Rights Reserved.

こちらの記事も読まれています

この記事へのコメント

ViewCafeをフォローして
最新情報をチェックしよう!

こちらの記事もおすすめ