和紙の魅力を伝える新企画の作業

けみ芥見

前回記事の続きです

 

 

この木版を和紙の上に乗せ

 

スプレーする

 

 

スプレーで絵の土台が出来るので

そこに描き込む

 

 

こんな感じです

※画像がこれしか無くてすみません

 

 

その絵の上に落水紙を張って

※直前まで落水紙でサンドイッチする事を考えてましたが、もっと単純に上に張る事にしました

 

完成系がコチラです

 

 

左の絵が前から照明を当てた状態で

右の絵が後ろから照明を当てた状態です

 

この技法を

落水透世」ラクスイスキヨ

 

と名付けました

 

Rakusui-SUKI-yo

ケミ芥見が考案したオリジナルの技法“落水透世”です。
絵を描き上げた後、その絵の上に新しくすきたての(濡れたままの)和紙を乗せます。そしてその和紙に雨の様にシャワーで水を落とします。(「落水紙」といって、読んで字のごとく水を落として模様を作る和紙の事で、美濃市で開発された技法)
落ちた水で表面の和紙に濃淡ができ、奥の絵にも濃淡が出来ます。
一見、表面の落水紙のせいで絵の薄い作品に見えますが、後ろから光を当てることにより絵が浮き出てくるとう作品です。

 

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けみ芥見

岐阜県岐阜市生まれ。芸術家の母の下、絵画、陶芸などに触れて育つ。

2012年より本格的な芸術活動を開始。自身のルーツである岐阜(美濃)の和紙の美しさに魅せられ、自らの作品を描き上げる紙を自作するため、美濃和紙伝統工芸士の下に弟子入りする。同年12月単身パリに渡りヨーロッパでの創作活動を開始、パリ現代アートの中心マレ地区で個展デビュー。美濃和紙の素晴らしさと日本のモダンな美を世界に向けて発信し、日本国内より海外での個展・イベント招聘が多いアーティストの一人。

2015年、自身3度目となるパリでの個展で現地キュレーターに絶賛され、モンテカルロで行われたVERSACE Fashion Art 2015に招聘される。モンテカルロTVで「新しいジャポニスムの到来」と紹介された。

2016年春、着物ブランドAKITSUを設立。日本の伝統衣装着物を海外向けに簡略させた「KIMONO」を発信、ロンドンのフェローチェマガジンに取り上げられヨーロッパで注目される。  またチャリティ活動として芸術家としての知的障がい児のアートを発掘するDAC(Desire Art Company)をスタート。同年12月に “DAC展”を東京池袋で開催し、合計105万円を障がい児の家族に奨学金として送金。様々なメディアに取り上げられ、翌年よりDACの全国展開に挑戦中。

2018年、鎧兜を伝統文化と強烈なパッションを50:50で仕上げる「SHOGUNプロジェクト」を開始。100体作り世界各地にバラまく予定らしい…

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