次もお手伝いをするようになる、声かけのコツとタイミング

市川弘美

子どもが料理や掃除を手伝ってくれると、助かるときと、やり直しでかえって手間がかかるときとありますね。

「お手伝いをする子に育てたい」と思ったら、「できたら、ほめる」のが一番なのでしょうか。

・洗濯物を全部たたんでくれたら、ほめる。
・料理は最後までやりとおしたら、ほめる。
・リビングはぜんぶ掃除機をかけたら、ほめる。

これらはすべて、最後までぜーーーんぶ「できたら、ほめる」ことなるので、ほめることへのハードルがとても高くなりますね。

キホン、子どもがやる気になるコツは、「できたところまでを認める」なんですよ。こんなふうに。

・洗濯物は、5枚たたんでくれたら、「ありがとう」。
・料理は、じゃがいもの皮をむいてくれたら、「ありがとう」。
・掃除は、部屋の半分でも掃除ができたら、「ありがとう」。

子どもが途中でやめても、できたところまでを、すぐに「ありがとう」と伝えると良いと思います。

えーーーぜんぜんできてないじゃん!と思われるかもしれませんね。

じゃがいも1個でおわったときに、「まだ終わってないでしょ。」「もう少しやってよ」と言うと、子どもはやる気をなくしてしまうでしょう。

人は現状を認められると、次に進めるんじゃないかな。
今できていることに対して、まだできてないよ、と言われると停滞するか逆に後退してしまうこともあると思います。

ママの「ありがとう」の一言で、ピューーとあっちに行ってしまった子どもも、心の中では「ママが喜んでくれて嬉しい」「またやろう」とニヤニヤ思っていますよ。

せっかくの夏休み、カレーの1つでも一緒に作りたいな~と思ったら、それには、まず「じゃがいも1個」から始めるといいですね。

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市川弘美

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