子どもにとって「生きているあかし」とは

市川弘美

子どもがダダをこねるとき、
「なぜ?」
「それほどのことなの?」
「どうしてこのタイミング?」
とわたしたちは戸惑うものです。

ただ、子どものほうは、理由があるわけではなくて、ただただ
「甘えたい」
それだけなんですよね。

幼ないころをおもいだすと、私も、
泣きながらも、ダダをこねてる自分が、ワガママを言ってる自分だと幼ないながらもハッキリ自覚していました。理由やきっかけよりも、甘えたくて、言うこと聞いてもらいたくて、泣いてました。

「母を困らせたい」思いはカケラもなくて、ただただ「わたしのいうことを聞いてほしい」だけ。
やってくれることは何でもいいんです。トイレに一緒に行ってくれる、本を読んでくれる、おやつを一緒に食べてくれる、学校の話を聞いてくれる、ほんの数分、たった一瞬でも、一緒にいて私のほうを向いてほしかっただけなんだなー。

これってワガママなんかんじゃないよね。

そんな一瞬でもしてもらえないことが、たまりにたまって、セキを切ったようにあふれ出て流れてしまうんですね。 それで力なく地面に座り込んで、じだんだを踏んで、泣きつづけるのかもしれません。

ヨシヨシしてもらって、ほんの少しの時間でいいから、わたしのほうを向いてくれさえすれば、それだけで満足するよね。

子どもにとって、「甘えられる」ことは、「生きているあかし」を実感できるものなんじゃないかな。

子どもがダダをこねる記事>>>>をFacebookでシェアしたら、

『・・・・・甘えるとすごく満足しました。だから私はこんなによく頑張れる、人を信頼できる大人になりました』。

とコメントをいただきました。
コメント、どうもありがとう。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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