子どもに良かれと思う「子どものため」は、「自分のため」でした。

市川弘美

子どもとのコミュニケーションがうまくいくコツは、ことばのキャッチボールをすることです。

コミュニケーションするときは、話し手と聞き手がいますね。

子(話し手)がボールを投げたら、親(聞き手)はそのボールを返します。
2人でキャッチボールをするんです。

赤いボールが来たら、赤いボールを、
ソフトボールが来たら、ソフトボールを、
聞き手は返します。

子「トーマスのプラレールがいい」
母「ゴードンのほうが好きじゃなかったっけ」
子「だって、トーマスがほしい」
母「おうちに帰って、ゴードンがいいって言わないでよ」
子「・・・」

上の会話は、子どもがソフトボールを投げて、母はサッカーボールを返しています。

これは4・5年前の私と息子の会話。

子どもが好きだから良かれと思って、つい、意見してしまいます。先回りしてるんですね。過保護ともいえます。

それと、おうちに帰って「やっぱりゴードンが良かった」と言われるのがメンドウだから、先手を打つわけです。

子どもに良かれと思う「子どものため」は、「自分のため」でした。

結局このときは、トーマスを買って帰ったのですが、最初からすんなりトーマスを買えばよかったな、と後悔しました。
子どもの言ってることを素直に受け止めれば良かったなと。

「おうちに帰ってゴードンがいいって言わないでよ」なんてことを言って、お互いに不愉快にならずにすんだのになぁ、と思ったものです。

子「トーマスのプラレールがいい」
母「トーマスがいいのね」

気持ちよくYESと言ってすんなりトーマスを買っていれば、子どもも買ってくれたことに大喜びだったことでしょう。子どもが喜んでくれると、親も嬉しいですね。

子どもとのことばのキャッチボールについて、こちらの講座では、詳しくお伝えしています。
子どもとのコミュニケーションの質がグンと上がりますよ。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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