新学期のNGなコミュニケーション

市川弘美

子どもが幼稚園や学校から帰ったら、
「ねーどうだった?」
「クラスだれと一緒だった?」
「どんな先生?」
「今日は何したの?」
・・・・
と質問攻めにしてしまいますね。
気になりますよね、子どもの園・学校でのようす。

ただ、状況によっては、あまりおすすめできないコミュニケーションがあります。

★「がんばったね」★
こちらの記事にもあるように、親(大人)の「がんばったね」は、子どもが必ずしも嬉しいことばではないようです。

「がんばったと信じたい」
「がんばったね、って言えば、子どもを認めたことになる」
「がんばったね、って言えば、次もがんばるだろう」
とかの下心もチラリかな。

子どもの好きなことを一生懸命やったとき、それを応援してあげると、子どもはもっとがんばろうと思いますよね。

プラレールが好きな子が、線路を試行錯誤しながらつなげたとき、「できたねー」「やったねー」「がんばったねー」って声をかけてあげます。すると「うんうん」とうなずいて、目を輝かせながら電車や線路のことを話してくれますよね。

私は料理が好きなので、「今日もおいしかったー」って言われると、がぜん張り切っちゃいますね。(言われてみたい。。。)

★「どうだった? 楽しかった?」★
「楽しかった」って言えば、親は喜ぶことを、子どもは知ってるんじゃないかな。
「楽しかった」って言ってもらって安心したくて、「楽しかった?」って聞いてませんか?

でも、新しい友だち、新しい先生に必死な子どもにとっては、楽しいことばかりではありません。

本当に楽しいことがあったら、こちらから聞かなくても、子どものほうから「あのね~ママ、今日ね~」と嬉しそうに話してきますよね。

子どもが話すことを、「うん、うん」と相づちを打ちながら、ただ聞くだけで十分なんです。
楽しかったことも、イヤだったことも、「へ~ そう、そうなの、うんうん・・・」って聞いてあげると、子どもは気持ちを発散できてストレスも軽くなりますよ。


☆わたしは、始業式の昨日は、お昼を食べながら「どうだった?」とかいろいろと質問してしまいました。

「べつに」
「まだ一日しか行ってないし」
なんて、つれない返事しかもらえませんでした。。。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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