【どうしたら文章ってうまくなる？？】文末を工夫する

今日は文末の工夫について。
他の方のブログを読んでいると、その日にあったことをつらつら書いて自分の感想などを書かれているのが多い気がするんですが、そうするとすべて文末が過去形なんですね。
別に間違いではないんですが、読み手としては単調な文章で読んでいて楽しくありません。

例えば、温泉旅行に行った記事を書くとします。

『たまには贅沢を味わおうと、料亭旅館を予約して温泉三昧の旅に出ました。友人との他愛ない会話でドライブを楽しみながら、山間の宿を目指しました。ここにしかないという珍しい巨岩の浴槽に驚いて写真も撮りました。お楽しみの食事は、懐石料理のフルコースでした。女将さんから料理の説明を受けました。芸術品のような料理は、毎朝の天気や空気の質感を感じて作る創作料理だということでした。とても風情を感じるお味でした。』

文末を少し工夫してみましょう。

『たまには贅沢を味わおうと、料亭旅館を予約して温泉三昧の旅に出ました。友人との他愛ない会話でドライブを楽しみながら、山間の宿を目指します。ここにしかないという珍しい巨岩の浴槽に驚いて写真もパチリ。お楽しみの食事は、懐石料理のフルコース。女将さんから説明を受けた芸術品のような料理は、毎朝の天気や空気の質感を感じて作る創作料理だとのこと。とても風情を感じるお味でした。』

過去にあった文章を書く場合も、文末に現在形や体言止めを使うことで、リズムが出て読みやすくなります。
書いている時は内容に気を取られるので、文末が同じになってしまいがちです。
書き終わってから音読して文末やリズムを確かめると、臨場感のある文章になりますよ！