名古屋から世界へ!~イベント編『第23回あいち国際女性映画祭』2018年9/5~9/9開催
名古屋~愛知を舞台にした2本の映画も公開予定!
『あいち国際女性映画祭』は、世界中の女性監督や女性に注目した作品を上映する日本唯一の国際女性映画祭。今年で23年目を迎えます。主催及びメイン会場となるのは名古屋市東区のウィルあいち。まさに名古屋から世界へと開く映画祭です。
毎年多くの話題作・日本初公開作などが上映されて映画ファンの話題を呼んでいますが、今年は仲代達矢さん、橋爪功さんらをゲストに迎えたトークイベントや、国内外の女性監督を対象とするフィルム・コンペティションなどイベントも盛りだくさん。
中でも我々メイドインナゴヤとして見逃せないのは、名古屋を舞台にした映画が上映されるということ!まずはその作品から紹介していきますね。
お馴染みの場所を発見。名古屋がメイン舞台となった2作品
■特別上映作品『デッドエンドの思い出』
チェ・ヒョンヨン監督(韓国)
『デッドエンドの思い出』 (c) ZOAFILMS
よしもとばななの短編小説『デッドエンド思い出』を原作に、名古屋のミニシアター『シネマスコーレ』が制作。主演に名古屋を活動拠点とする「BOYS AND MEN」の田中俊介さんと、「少女時代」のチェ・スヨンさんを迎え、オール名古屋・愛知ロケで制作された作品です。
この映画を作るためにクラウドファンディングが行われ、目標額を見事達成。映画ファンの熱意によってこの世に出た作品と言っても過言ではありません。
ストーリーは、傷ついた女性があるカフェにたどり着き、オーナーや周囲の人々とのふれあいの中で立ち直ってゆく過程を描いたもの。
西区の円頓寺商店街や四間道はじめ、名古屋人にとってお馴染みの風景が続々登場、ロケ地チェックだけでもワクワクしそうです。
■ドキュメンタリー作品『梅の木の俳句』
ムージャ・マライーニ・メレヒ監督(イタリア)
『梅の木の俳句』
イタリアの文化人類学者・フォスコ・マライーニ一家は、日本文化の研究で来日中、第二次世界大戦に巻き込まれ、名古屋の収容所に収容されてしまいます。
フォスコの孫である監督が、祖父一家の足跡をドキュメンタリー作品として2016年に発表。坂本龍一の音楽が映像を際立たせます。
そして、今年の目玉イベントは、なんといっても有名俳優陣を迎えて行われるトークショーでしょう。他にもフィルムコンペティションやシンポジウムなど本年ならではのイベントを紹介します。
映画の裏話が聞ける?!有名俳優陣を迎えたトークイベント開催
■『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』上映&橋爪功さんトークイベント
【9 月8 日(土)13:30 ウィルホール】
聞き手:野上照代氏(当映画祭運営委員会顧問)
『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』 (c)2018「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」製作委員会
■『天国と地獄』上映&仲代達矢さんトークイベント
【9 月9日(日)13:00 ウィルホール】
聞き手:野上照代氏(当映画祭運営委員会顧問)
『天国と地獄』 (c)1963東宝
■ はるな愛さんトークイベント
【9 月7日(金)14:00 ウィルホール】
カンボジアのLGBT状況を描いた『ポッピー ハリウッドに行く Redux』を上映。ゲストのはるな愛さんとともに、国内外のLGBT 状況を考えていきます。
『ポッピー ハリウッドに行く Redux』
フィルム・コンペティションで作品を奨励
期間中に長編フィルム部門ノミネート3 作品、短編フィルム部門ノミネート10 作品と招待1 作品を上映。それぞれのグランプリ/準グランプリおよび「観客賞」を選出。
グランプリ受賞作品は9 月9 日(日)午後5 時30 分から、サテライト会場のミッドランドスクエアシネマで上映します。
名古屋難民支援室&AIWFF 共同企画シンポジウム
「日本に暮らす難民を知ろう!支えよう!」開催
『マイ・カントリー マイ・ホーム 』(c) 2018 Myanmar National Television,Japan International Broadcasting Inc.
【9 月8 日(土) 13:00 ウィルホール】
難民として日本で生きるミャンマー人の女子高生の葛藤を描く映画『マイ・カントリー マイ・ホーム』の上映とともに、難民の現状、難民支援のあり方について考える異文化交流を深めるシンポジウム。第2部の交流会では、スパイスやスナック菓子などネパールの食材を紹介する予定です。
今年は日本初公開3作品、愛知初公開13作品を含む全32作品を上映予定。各映画のあらすじを記載したパンフレットがホームページからダウンロードできます。貴重な作品を、ぜひお見逃しなく。
<入場料>
作品別チケット 1枚1000円(当日1200円)
トークイベントチケット1枚1300円(当日1500円)
※あいち国際女性映画祭事務局(ウィルあいち内)、愛知芸術文化センター、今池ガスビル各プレイガイド、ローソンチケットなどで発売中。
あいち国際女性映画祭2018
2018年9月5日(水)~9日(日)
ウィルあいち、ミッドランドスクエアシネマほか
http://www.aiwff.com/2018/
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