愛想二重丸のお医者さん②
どこの誰だか分からん男性婚活者。
何回も目が合うたびに、
「ワタスじゃないよ。」
って言うテレパシーを送り続けていたので、
左側に立たれている小柄の女性に声をかけにいかれました。
そうそう、当たり当たり。
さぁラウンジに行ってらっしゃい
さて、ワタスのお相手、どこよ??
って思っていたら、その男性、まさかの定位置に戻られました。
え、違ったの!?
んじゃ右の若干年齢層高めの女性なんじゃないの??とりあえず私じゃないからね!!
ってテレパシーを送った通り、
今度は右側の女性に声をかけられにいって…
んで、また定位置に戻ってきた彼…
三択中二択が間違いなんだから…
まぁこっちに来るわな…
「…あの〜…アケミさんですか?」
「いえ、違います。」
いやいやいやいや…
もうこの行動がめちゃナンセンスよ、ミスター
あんた、もう一回、冷静にアケミさんとやらのプロフィール情報読みなさいよ!!!
目印いっぱい書いとるだろーが!!!
顔写真から始まり、年齢、身長、体重、当日身につけているもの…
手がかりあるっしょ!?
1発目に一番小柄な女性に声をかけに行っているんだから、アケミ=身長が低い女性なんでしょ!?
なんで私に声かけるーー
100%の確率で違うって分かるだろうが、普通!!!
結果、あんたのアケミはまだ来てないんだよ!!
闇雲に声をかけまくっている人が私のお相手じゃなくて良かった…とぶっちゃけ思いました。
よく分からん男性に声をかけられた直後に、
「りおなさん…?」
と言われて、振り返ると、バッチリ目印のものを付けたお医者さんが
そうそうそう、この方よ、私のお相手
「…え、今の人、なんて…?」
これがお医者さんの第一声でした。笑
「見られていたんですね…
なんかアケミさん?って言われました。笑」
「新手のナンパかと思いましたよ…
何人かの女性に声かけていましたよね…
りおなさんに声かけようと思ったんだけど、彼がかなり挙動だったので、タイミング見てしまっていました…」
いや、ほんとそうだよね!?
普通じゃなかったよね、彼…
そんな感じで、キョロ男さんより一足お先にラウンジに入る事になりました。
→続く
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