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10個からオリジナル商品が作れる!小ロットで作るなら革小物がオススメです

オリジナルの商品を作りたいと思ったことはありませんか?
作るのであれば、方法は2つ。それは「自分の手で作る」か「他人に作ってもらう」しかありません。どちらかといえば、私のオススメは後者。今回は、生産を外注することのメリットについてと、私が実践した外注業者の探し方について話したいと思います。

1、自分の手で作る

いわゆる職人さんや、最近流行のハンドメイド作家がこれにあたります。条件さえ揃えばどんなものでも作ることができる自由度の高さが強みですが、生産手段は自分の手のみなので量産が苦手な傾向にあるという点が弱みとなります。

商品を作るためには、「アイディア」「技術」「設備」という3つの要素が必要です。「アイディア」は自分の身一つで手に入れることができるのですが、自分の手で作る上で大きなハードルになりがちなのが「技術」「設備」。どうしても、少なからずの投資が求められます。
技術は身につけるしかありませんが、設備につまづいている人はレンタルアトリエを利用すると良いでしょう。ものを作る場所はもちろん、3Dプリンターやレーザー加工機などの高価な設備を借りることができるところもあります。以前、愛知県で利用できるレンタルアトリエについての記事()を書きましたので、もし良ければ参考にしていただけると幸いです。

2、他人に作ってもらう

今回話したいのは、この「他人に作ってもらうこと」ついて。もし、作った商品で事業を拡大したいと考えているのであれば、是非取って欲しい手段です。

他人に作ってもらう、つまり外注するわけですが、何と言っても強みは生産をすべて任せてしまえるという点。自分の手だけでは1日の生産量に限界があるので、もしヒット商品を生むことができたとしても供給が追いつかず、せっかくのチャンスをものにして売上を上げることができません。
しかし、生産をすべて生産の専門家に任せてしまえればそんな憂いも無くなります。浮いた時間は営業活動や新商品の開発に使うこともできるので、事業を拡大したいという想いに沿った形と言えるでしょう。私のブランド「尚貴堂」は正にこの方法を取っています。

もちろん、生産を外注するということは良いことばかりではありません。生産者との考えのすり合わせはしておかなくてはなりませんし、何よりもロットの問題があります。生産を請け負ってくれる業者も仕事でしているので、1個だけの生産なんて請けてくれるわけがありません。ものによっては、1000個単位でないと採算が合わないなんてこともあります。

しかし、この問題を最小限に抑えてくれる素材があります。それは「革」。

革小物は小ロットで依頼することができる商材でして、例えば10個からでも請けてくれるところが存在するほどです。
では、どうすれば請けてくれる職人さんと出会うことができるのか。知り合いのツテを辿ることができるのであれば、そうするのも良いでしょう。私にはそんなツテはなかったので、主にインターネット上で探しました。私が試して効果があった検索方法は以下の2点です。

1、検索ワード「革 工場 地域」

革商品を製造している工場を探すという手があります。例えば、愛知県内で請けてくれるところを探すなら、「革 工場 愛知」と検索すると良いでしょう。

例えば、Googleマップを参照すれば候補がたくさん挙がってきますので、これらの候補に片っ端から連絡を取ると良いでしょう。依頼して請けてくれるようであれば、訪問→相談→見積もりのような流れで商品開発が進められます。
しかし、正直言うと請けてもらえる可能性はかなり低いです。私もこの方法で商品の量産依頼ができる職人さんを探しましたが、9割方断られました。依頼できる職人さんを見つけるにはかなりの根気が必要ですが、請けてもらうことができれば、職人さんと直接やり取りができて商品開発の相談はスピーディーに進み、間に業者を挟まない分コストが抑えられます。

メリット:低コスト/スピーディーな商品開発
デメリット:根気がなくては探せない

2、検索ワード「革 OEM 地域」

もう一つ、OEM業者を探すという手もあります。OEMとは、製造は別会社がするけど販売は依頼主の名前でするというもの。簡単に言うと、生産を外注すると言うことです。OEM業者とは、主に外注を斡旋する人のことを言います。
オリジナル商品を外注して作ると言う今回の目的に合っているため、前者よりも簡単に請けてくれるところを見つけることができるでしょう。

ただし、OEMを受けてくれる業者の多くは製造を行っているわけではありません。数多くの工場とのツテがある、いわば仲介の役割を担っているところが大半です。「自社→OEM業者→工場」と、間にOEM業者を挟んでいる分、コストはかさみます。

また、OEM業者は製造についての専門的な知識を持っているわけではないので、商品開発の相談は工場への伝言ゲームになってしまいがちです。そのため、どうしても相談のスピードは落ちてしまいます。

メリット:簡単に見つかる/OEM業者は多くの工場にツテがあるので、対応できる商品の幅が広い
デメリット:仲介を挟むのでコストがかさむ/OEM業者は製造の知識があるわけではないので、商品開発が滞る可能性がある

以上、オリジナルの商品を作る方法をいくつか書かせていただきました。
これからメーカー業を立ち上げようとしている方、本業に絡めて別の商品開発を考えている方など、商品を作りたいと考えられている方に役立てていただければ幸いです。

ライター:大橋 尚貴 について

https://creators.view.cafe/ohashi_naotaka/


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