ひたすら大変だった青緑愛好連盟の会員カードの制作過程を公開します
こんにちは。青緑色が大好きな尚貴堂(@sho_kido)です。
先日、試しに作ってみた青緑愛好連盟の会員カードが思いの外美しく仕上がったので、正式に採用して量産することにしました。その時の話はこちらの記事をご覧ください。
こんにちは。ものづくりが大好きな尚貴堂(@sho_kido)です。私は、クリエイトベースカナヤ… クリエイトベースカナヤマがあまりに快適なので、ついに月額会員になりました! – 尚貴堂 shokido【公式】 |
今回は、その制作過程について書きたいと思います。簡単な流れとしては、カードの材料を準備→ダイレクトUVプリンターで印刷、という感じ。1~2枚だったら大した手間ではないのですが、会員数分の量産は思いの外時間がかかって大変でした…
1.材料を準備する
まずはホームセンターで、会員カードの素材となる1mm厚のアクリル板を購入。今回は200枚は作ろうと思っていたので、長机1本分くらい(180cm×60cm)のサイズです。
この大きさのままだと、カードサイズにカットするためのレーザー加工機に入らないので、その場で適度なサイズにカットします。工作室があるホームセンターは便利!
2.アクリル板をカードサイズにカット
用意してきたアクリル板をカードサイズにカット!
カットには、いつも使わせてもらっているクリエイトベースカナヤマのレーザー加工機を利用させてもらいました。
カードサイズにカット完了!
レーザーは厚いものを簡単に切ることができるので重宝します。しかし、ここでちょっとした誤算が…
どうやら、アクリルをレーザーカットすると、切り口が溶けてベタついてしまうことが多いようで、私がカットしたアクリル板も御多分に洩れずベタベタしてしまいました。知らなかった…
仕方ないので、1枚1枚、縁を研磨してベタつきを削っておきます。
3.印刷データを作成
次は印刷データの作成。会員カードのNo.1からNo.200までをまとめて作成します。この画面では中途半端なNo.までしかありませんが、
縮小するとこの通り。ちゃんと全部作ってあります。
クリエイトベースカナヤマのダイレクトUVプリンターは1度にA3サイズ分まで印刷できるので、200枚分のデータをA3サイズ毎に分割して保存。
今回の会員カードは白インクを利用するので、文字データと背景データは別に作っておきます。
4.ダイレクトUVプリンターで印刷
準備したアクリル板と作成したデータを使って、いよいよ印刷します。ここからが長い!
①印刷代の上にA3サイズの紙をマスキングテープで貼る
この台の上をプリンターが動いてインクを吹きかけていくので、本体が汚れないように紙を敷いてマスキングテープで貼っておきます。
②敷いた紙にガイド用の枠を印刷
次に、アクリル板を置くためのガイドを印刷します。ここにアクリル板を置いて印刷することで、印刷面をズラすことなく印刷することができるのです。
③ガイドにアクリル板を並べる
ガイドの上にアクリル板を乗せて、印刷準備完了!
④カードの背景を印刷
まずは会員カードの背景を印刷します。
これを繰り返し、背景のみ印刷したものを量産!
実は、文字と背景を同時に印刷して時間短縮を図ることもできるのですが…
アクリル板をレーザーでカットした際に、焦げたり曇ったりしたものが出てしまったので、念のため確認してから文字を入れて完成としたかったのです。案の定、会員カードとしては失格なものも沢山あったので、綺麗なものだけを選り分けて文字を印刷します。
⑤白インクで文字を印刷
いよいよ文字部分を印刷!
デフォルト設定だと、印刷データの白部分はインクジェットプリンターと同じように抜けてしまうので、透明なままになってしまいます。しかし、クリエイトベースカナヤマのダイレクトUVプリンターには、白インクも含む特色インクが使えるので問題なし!
チョチョイと設定して、白インクで文字を印刷していきます。
実は、ここまでの印刷はかなり時間がかかる工程で、このためだけに何日もクリエイトベースカナヤマに通いました。UVプリンターが空いているときは、何時間もぶっ続けで占領することも…
たまに設定ミスで黒インクで文字を印刷してしまうなんて失敗もありましたが、
なんとかNo.1〜200が完成!
ようやく会員様に提供できる分が揃いました!!
発行のお申し込みはネットショップで!
こうして完成した会員カード、発行のお申し込みは尚貴堂の公式ネットショップ(BASE)で行います。
発行手数料は300円(送料込)。ご注文の際に、ご自身の会員No.か、ナンバー発行時のSNSの種類とアカウント名を教えてください。その際に発行させていただいた会員No.のカードをお届けします。
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