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やっとかめ文化祭「まち歩きなごや/むらさき川〜旭遊郭跡コース」に参加しました!

名古屋の伝統芸能始め、名古屋の町並みや歴史に触れることができる年に一度の恒例イベント「やっとかめ文化祭」。今年も10月26日にスタートを切り、週末をメインに名古屋の随所で関連イベントが行われています。

(※この写真は公式サイトよりお借りしています)

その中でも、ほぼ毎日開催されている「まち歩きなごや」は、さまざまな視点で名古屋の町を切り取り、テーマに沿ったスポットを巡るというウォーキングイベントです。ガイドさんの話に耳を傾けながら歩く名古屋の町は、いつもと違った顔を見せてくれます。

今回は、中区矢場公園から堀川へと続いていた紫式部縁りの「むらさき川」を追って、明治時代の大須を賑わした「旭遊郭」跡までをたどるウォーキングに参加しました。

中区住吉町界隈は紫式部と縁があった?!

10月30日13時。矢場町ナディアパーク南側の矢場公園にて集合。かつてはここが分水嶺となり、雨が降ると東西に別れて流れていったそうです。むらさき川は西方へ流れる川でした。

むらさき川伝説の始点に向けて、一行はスタートします。

歩くこと数分。住吉町の交差点北西の位置に、かつて紫式部に仕えていたという人物を祀るお寺「傳光院」があったそうです。「越後」と名乗るその人物は、紫式部の死後、傷心のままこの地に流れ着きました。

越後は清水の湧き出る場所を探して五輪塔を立て、式部を偲ぶお勤めを3年間行った後、「紫式部の元に行く」と書置きを残して川に身を投げました。その川が「むらさき川」と呼ばれるようになったそうです。

むらさき川は時代とともに形を変えながら、堀川へと流れ続けました。新洲崎橋東下に今でも排水溝が残っています。

また、湧き水ですが、今でも住吉にあるこの↑商業ビルの地下で、こんこんと清水が出ているそうです。

三蔵通りを抜けて、白川公園へと向かいます。このあたりは、昭和33年までアメリカ兵の住宅が100軒以上もあったそうです。それらの住宅を取り壊して、白川公園が作られました。

ガイドの坂下さん。白川公園の成り立ち、アメリカ村の概要から土地活用の現状までお話しくださいました。

途中ツアーメンバーから質問も飛び、さらに掘り下げる内容となりました。

旭遊郭〜「むらさき川にはまる」と言われた明治時代の大須界隈

のち、若宮大通沿いを西へと歩き、洲崎神社へ向かいます。途中で旭遊郭の有名な花魁さんたちの逸話も出ました。大須に残る古墳についても教えてくださいました。

洲崎神社・牛頭天王社。昔はこの辺りがむらさき川の出口だったそう。当時は堀川から西側は海であり、入江の洲崎にあった祠を江戸の堀川開削時に現在の場所に移動し、祀ったそうです。

洲崎神社は縁結びで有名な神社です。素戔嗚尊、石神、白龍が祀られています。

新洲崎橋を渡り、堀川沿いを南へ進むと、橋の東下に排水溝が見えました。かつてはむらさき川の水がこの排水溝から堀川へと流れていたそうです。

再び橋を渡り、大須方面へ。2代目藩主の徳川光友が生まれたと伝えられる聖運寺があります。もとは丸の内にあったものを移転したそうです。

敷地内奥にあるイチョウの木は、空襲の際に他の民家への類焼を防いだと言われています。

そのまま東方面に進みます。住宅街の一角に小さな神社がありました。熱田皇大神宮。「神宮」の名称は、神社の最上位を示します。この神社は熱田神宮そのものと言われています。

熱田皇大神宮からさらに東に進んだ場所にある大須小学校。ここから尾張初の内閣総理大臣・加藤高明が排出されました。また、かつての旭遊郭のエリアで、常盤通りと花園通りを示し、残された資料から旭遊郭の当時の様子をお話しくださいました。旭遊郭の常連になると、「むらさき川にはまる」と言われたそうです。

さて、一行は地下鉄大須駅に向かい、ここで挨拶、解散。皆様、お疲れ様でした!

まち歩き終了後、ルートを少し戻って、熱田皇大神宮すぐ近くにあるジェラードショップ「ぼのむどぅねーじゅ」のジェラードをいただきました。

素材を厳選し、丁寧に手作りされたジェラードは、シンプルながら素材の味がしっかり表現されていて、何度も食べたくなります。今回はいちごみるくとマカダミアナッツのダブルをチョイス(冬季休業あり)。

西大須公園でぼーっとジェラードを食べつつ、ふと旭遊郭の女性たちを思いました。この場所を出たくても出られなかった彼女たちの思いが、いつか安らぎとともに天に還るよう祈りつつ。

さて、まちあるき名古屋、芸どころまちなか披露ほか、まだまだイベント盛りだくさんです。ぜひぜひディープな名古屋に触れてみてください!詳しくはこちらのスケジュールをどうぞ。

やっとかめ文化祭
https://yattokame.jp/2019/

 

商品金額:1,000

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