私が本を読むことを勧める理由。~祖父からもらった言葉~
休日なので、ちょっと文章にまつわるエッセイなど、お届けしたいと思います。
私は本が好きで、子供の頃は本の虫、と親から言われていました。
本を読む行為そのものも好きだったのですが、本の匂いも好きでしたね~。
特に新しい本の匂いが大好きで、読んでいる途中、何度も顔の上に本を開いて乗せては「クンクン」というより「スーハースーハー」という勢いで匂ってたくらいです(笑)
私が本を読むことが好きになったのは、祖父の影響。
子供の頃、本好きだった祖父から小学校入学祝でもらった一冊の本が「若草物語」でした。
最初は「読みきったら、おじいちゃんがほめてくれるだろう」と、祖父の喜ぶ顔見たさに読み始めたのですが、どんどんストーリーにのめり込んで、気付いたらあっという間に一冊読んでしまいました。
早速ほめてもらおうと(笑)、祖父に報告に行ったら、案の定とてもとてもほめてくれて、こんなことを教えてくれました。
「本はええぞ。自分の知らないことを教えてくれたり、自分が絶対体験できないようなことも、本を読むことで体験できたり、自分の知識を増やしてくれる。
知識はお前の経験を助けてくれる。たくさんの経験をしたら、それがお前の知恵になるんやぞ。
知恵は知識と、自分の経験とで生まれるものや。
本当に賢い人は、知恵がある。
知識はお金を払ったら得られるけど、知恵は経験からしか生まれへん。それが、お前だけの財産になる」
この言葉は、何度も繰り返し聞かされたので、私の中で「本を読めばなにか分からないけど、役に立つんだ~」と子供心に思えたのです。
そして、祖父の言う通り、本から得た知識は過去何度も私を助けてくれました。
だから、私は祖父が言ってくれたように、皆さんにも本を読まれることをお勧めします。
知識が人生を助けてくれることは多くあります。
そして、そのときに得た経験から生まれたものが、あなただけの知恵、あなたの財産になるのですから。
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