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「コロナには万全を期して、開催します」〜『あいち国際女性映画祭2020』広報担当:宮崎冴子さん

9月3日から始まる、名古屋発国内唯一の国際女性映画祭『あいち国際女性映画祭』。

今年も日本初公開作品など話題作が揃いました。

今回は、広報ご担当の宮崎冴子さんに、

映画祭に関わる醍醐味と今回気になる映画を伺いました!

こんなお仕事があるんだ!と新鮮な驚きです。

イベントや広報より、事務方の仕事の方が気楽、という宮崎さん。

実際に関わると今まで知らなかった仕事の世界があることに驚いたそうです。

 

「配給の仕事や、映画の上映の交渉とか、

とても民間のプロにはかないませんが、

そういう仕事もあるんだ、というのが新鮮な驚きです。

 

監督さんたちも、戦い抜いてきた女性というか、

そういう人たちと少しでもお話しできる、

近くで拝見することができるというのが、面白いですね。

 

エネルギーがあって、何よりまず作りたい!

っていう気持で動かれるじゃないですか。

お金の話などは置いておいて、

まず「作りたいから」という熱で始まる。

そういう人たちとお話ができるのは貴重な体験です。

 

自分で映画を選んで取ってくる、

そこまでのことはできないんですが、

少しでも関わることができるというのは、

すごく贅沢というか、ありがたいなって思います。」

 

「ニューシネマパラダイス」が好き、という宮崎さん。

美しい映像で魅せる作品にひかれるそうです。

宮崎さん的に気になる映画を聞いてみました。

『若者の光』9月3日(木)10時〜 ウィルホール

『若者の光』

「やっぱりこの映画ですね。

『若者の光』は釜山国際映画祭で上映された作品で、日本初公開です。

当日は、監督にオンラインでお話を聞く予定です。

 

私自身、韓国での若い方の就職の状況をこの映画で初めて知りました。

重いテーマだけど、最後はちゃんと希望がある。

 

実力派の監督さんですし、

そういう方とオンラインでつながることができるのは、私も楽しみです。」

「友達、やめた。」9月4日(金)13時30分〜 ウィルあいち大会議室

 『友達やめた。』(c)Studio AYA2020

「愛知県出身の今村彩子監督。映画祭は3回目です。

 

今村監督とまあちゃん、

自分たちにカメラを向けてそれをドキュメンタリーにしてしまう、

作品にしてしまうのが面白いです。

自分たちの私生活を赤裸々に画面にさらけ出しちゃってる。

 

監督はそれを見て、自分の友達関係を考えようと思った、みたいなこと仰ってますけど…。

きっと発想が、とても豊かなんですね。」

「ハラボジの家」9月4日(金)18時30分〜 ミッドランドスクエア シネマ
        9月6日(日)14時20分〜 ウィルホール
(c) 2019 ONU FILM, ALL RIGHTS RESERVED

「昨年注目された映画『パラサイト 半地下の家族』ではないんですが、

このお話も姉弟とその父親が、おじいちゃんの家に引っ越して、

離婚寸前の叔母まで住み着き始めて。

そういう面では少し似ているかも?

思春期の女の子の視点で、三世代の家族の姿を描いています。

是枝裕和監督の『万引き家族』の雰囲気を感じる方もみえるかもしれません。」

宮崎さんからのメッセージ

最後に宮崎さんからメッセージをいただきました。

 

「こういう状況の中でも、少しでも皆さんに楽しんでいただけるように、

コロナ対策もしっかり考えて、愛知県の方針等も踏まえつつ、

万全を期して開催して参ります。

無理をせず、お越しいただき、

そして楽しんでいただければ嬉しいです。」

 

いよいよ始まる映画祭へ期待は大きくふくらみます。

スケジュール、各映画の詳細が掲載されたパンフレットは、こちらからダウンロードできます。

ぜひ、大きなスクリーンの前で、忘れられないひとときをお過ごしください。

<入場料>
■作品別チケット 前売1枚1000円(当日1300円)
※子ども・学生 前売・当日券ともに1枚600円
※前売9/2まで。当日 9/3〜9/6
※あいち国際女性映画祭事務局(ウィルあいち内)、ローソンチケットなどで発売中。

 

あいち国際女性映画祭2020
2020年9月3日(木)~6日(日)
ウィルあいち、ミッドランドスクエア シネマ

■あいち国際女性映画祭2020のTwitterはこちら

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