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ナゴヤの現役書店員さんが実体験を創作して描いた衝撃のデビュー作!絵本『カッパのあさごはん』小山つづきさん【ナゴヤビトブックス #18】

ナゴヤに縁のある様々なジャンルの書籍を著者へのインタビューを通じてご紹介する「ナゴヤビトブックス」。第19回は、小山つづきさん著書の絵本『カッパのあさごはん』(ロクリン社)をご紹介します。

ーー小山さんのご経歴を教えてください。

小山さん作の自画像イラスト

1978年、愛知県知多郡武豊町生まれ。福井工業大学卒業後、建設会社を経て、現在精文館書店に勤務しています。

――本の執筆を手がけられるようになったきっかけは何だったのでしょうか?

子どものころから、ずっと絵を描くのが大好きでした。誰かに習ったわけでもなく、独学でデッサンを描いたり。今でも当時のスケッチブックを大切に持っています。書店勤務中、ある出版社の営業の方が、私の手描きのPOPをすごく面白がってくれて、そのまま「絵本を描いてみたら」と背中を押してくれたのがことの始まりでした。

書店のPOPって、本をより引き立てる大きな役割をもっていますよね。そのPOPを面白がってくださる方がいらっしゃって絵本を創り上げることに繋がるとは、すごいきっかけですね♪
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

ナゴヤの現役書店員さんが描いた、カッパの家族の愉快な物語

――絵本『カッパのあさごはん』の内容はこちら

「ご飯できたわよー。起きなさーい」カッパの母さんは、朝からご飯のしたくで大忙し。それなのに子ガッパの兄弟ときたら、「パンがいいよう」とつい文句を口にします。普段は優しいお母さんも、この時ばかりは大慎怒! かくして兄弟は、朝ご飯の食材を求める旅に出るハメになってしまいました。道中待ち受けるアクシデントの数々。果たして子ガッパたちは、無事に戻って来られるでしょうか?

イラストがとってもかわいいのと、お話もハラハラドキドキのあさごはんの風景で、とっても楽しく読ませていただきました♪
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

ロクリン社さんHP内での「カッパのあさごはん」試し読みページはこちら

―― この本を出版したきっかけは何だったのでしょうか?

背中を押してくれた営業の方の言葉に、すっかりその気になってしまい、そこからお話を考え、ラフ画を添えて出版社に送りました。ちょうど一年前くらいだったと思います。編集さんも、私のラフを面白がってくれました。そこからお話を決めたり構図をまとめるまで、編集さんといろんなやりとりをして。結局、内容が固まったのは秋くらいだったと思います。そこから絵を描き始めて、全部の絵を仕上げるまでは、もう一気でした。やっと大好きな絵が描けるのですから、どんなに疲れていても楽しかったです。

営業の方に背中を押していただいてから作品として世に出るまで、大変ですがとっても楽しそうな様子が伝わってきました!
えびふりゃーいざる
えびふりゃーいざる

 

――絵本『カッパのあさごはん』の裏話をお聞かせください

実は、この「カッパ家族」のモチーフは我が家なのです。

まさか、この物語のモチーフは、小山家の実際の様子をモチーフにされたものだったのですね!
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

お話を考えている時、この物語の発端となる事件が起きました。息子たちが「朝ごはんはパンがいい」と文句を言ってきたのです。朝ごはんは1日の活力を作るので、気合いを入れて作っていただけに、その時は本当に腹を立ててしまいましたね。まさにカッパのお母さん、そのものです。

「カッパのあさごはん」のカッパのお母さんの爆発っぷりは、とんでもない大噴火でしたね(笑)
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

でも、それが今回の物語のヒントになりました。「これは面白い物語にできそう」となったのです。家のことと仕事のことをしながらだったので、創作に集中する時間を作るのはちょっと大変でした。でも家族がラフ画を見て喜んでくれたり、協力してくれたおかげで、楽しく作業することができました。家族には本当に感謝です。

ご家族の存在があったからこそ、この絵本が生まれたといっても、過言ではないですね♪
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

 

「カッパの家族」の続編を書いていきたい

―― これから書いていきたい本はどのようなものでしょうか

この「カッパの家族」の続きを考えたいです。
実は、最初に考えたお話は「カッパのあさごはん」ではなく、「カッパのまんじゅう」という物語でした。息子たちが寝るとき、「何か話して」とせがまれて即興で作ったお話です。 一番初めに編集さんに見て頂いた思い入れのあるお話なので、いつか形になるように頑張ってみたいです。でも、またウチの子ガッパたちが、何かヒントをくれるかもしれません。

「カッパのまんじゅう」!!!
タイトルを聞いただけで、どんなお話かかなり興味がわきました。子ガッパちゃんたちが素敵なヒントをくれて、続きがぜひ世に出るよう、楽しみにしています♪
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

 

――小山さん、ありがとうございました!
お話ももちろんですが、イラストがほんとうに可愛らしくて面白くて、あっという間に読んでしまいました。こんな面白いPOPのある書店、ぜひ小山さんのPOPを探しにいかねばとも思いました。
小山さんのこれからの作品も、楽しみにしております!

小山さんの公式情報はこちら
Twitter:https://twitter.com/koyamatsuzuki
Instagram:https://instagram.com/koyamatsuzuki?igshid=YmMyMTA2M2Y=

「ナゴヤビトブックス」では「ナゴヤが舞台となっている作品」「ナゴヤをテーマとした書籍」「ナゴヤ出身の著者の書籍」など、ナゴヤに縁のあるあらゆるジャンルの書籍を著者へのインタビューを通じてご紹介いたします。

書籍を版行された著者様がいらっしゃれば、こちらのフォームからぜひお気軽にご連絡ください! (小説、マンガ、ビジネス書、実用書、各種ムック、その他ジャンルは問いません)

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