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  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

高血圧とアロマ

本日は薬局のアルバイトの日。2年のブランクは新規の薬剤に対する遅れはありますが、調剤や服薬指導の感覚は鈍っていないと実感^ ^

疑義照会すべき内容にも対応できてなんとなく満足な1日でした(笑)

今回のアルバイトでおさらいしようと思った血圧降下剤。私が薬剤師を目指していた頃よりお薬は進化していて、作用機序も細部にわたっています。

最近はやりのARB。成分名でバルサルタンとかカンデサルタンなどと呼ばれるものです。

本来こうした血圧降下剤は血管収縮する成分(アンジオテンシンII)を阻害したり(ACE阻害薬)、アンジオテンシンIIの受容体に拮抗したりするお薬となります。これらの薬は血管収縮を抑えるように作られていますが、この作用機序は複雑でかつ繊細です。そしてこれらの薬は単に血管平滑筋に作用するのではなく、腎臓にある傍糸球体装置にも関与しており、血圧降下には腎臓も関与してくることや、更に傍糸球体装置から出る成分(レニン)の先には副腎からアルドステロンを出すというところまで関わることを見ると、単に血圧1つを見ても様々な器官が関与していることがわかります。

他にもカルシウム拮抗剤による血圧降下や利尿剤による血圧降下などもあり、『血圧』1つとっても様々な器官での不調が関与することを知ると、アロマテラピーの奥深さが更に深まって行きます(╹◡╹)♡

血圧降下の精油として代表格はラベンダーアングスティフォリア。他にイランイランやマジョラムがあります。これらの精油で確かに血圧下がること多いです。

これらの精油の特徴は自律神経のバランス調整からの副交感神経強壮だったり、エステル類による鎮静などの作用により血管が拡張することにあります。またイランイランは心筋に働くこともわかっていて、心拍の乱れからの血圧などにも作用すると考えられます。

またマジョラムは、腎臓刺激などもあり上記の傍糸球体装置から出るレニンを出さないように腎臓への血流も出してくれる働きもあると考えられます。

私たち薬剤師は、医師の処方の元薬を出しますが。精油を扱うアロマセラピストはそれを自分の知識の中でやって行きます。なぜその精油が使えるのか?それを知ることはクライアントさんにとっても心強いと思われます(╹◡╹)♡

そして今日、薬局の管理薬剤師さんからこんな記事も見せてもらいました。

震災の時、ハーブウォーターや精油を持って被災地に走られた人も多かったと聞いています。薬剤師会ではこうしたボランティアを公募したそうですが。

アロマの世界もある程度こうした呼びかけができる組織があるといいな・・・と、思いました。そこにはやはり責任も生じるから。やはり人の体のことは学び続ける価値はあるのだろうな・・と^ ^

そしてこうして薬局とアロマの仕事をやってみると。自然界のものを扱う壮大さも実感することができますね^ ^薬の世界や医療の世界は、やはりどこか単一で小さく感じますが。アロマの世界や自然療法の世界は壮大で大きな世界だと感じます(╹◡╹)♡

この世界観はやってる人なら分かるでしょう♡多くの方にも知ってもらいたいと思う素敵な世界です(╹◡╹)♡

 

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