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ロールスクリーンの人気の秘密に迫る!シンプルライフにおすすめの理由

窓まわりを演出する定番アイテムといえば、真っ先に思い浮かぶのはおそらくカーテンでしょう。色や柄の豊富さでは群を抜いているので、お部屋の演出には欠かせませんよね。続いては、ブラインド。光線や風通しを細やかに調節できる機能性には、根強い需要があります。

そして、窓まわりアイテムの三番手に上がるのがロールスクリーンです。フラットな一枚布を巻き上げるだけのシンプルさが好まれ、近年ファンが増加中。今日は、このロールスクリーンの人気の秘密を探ってみましょう。

●圧迫感が少ないので部屋が広く見える

狭いお部屋を広く見せたいという場合には、ロールスクリーンがうってつけです。一枚布でフラットに仕立てられた形状は、カーテンやブラインドのような重厚感や存在感はありません。そのかわり壁面より前にせり出さないので変な圧迫感がない分、部屋全体がスッキリと広く見える効果をもたらします。

またカーテンの場合は、開けたとき窓まわりの左右(あるいはどちらか一方)に布が手繰り寄せられます。ドレープが束になることで余計に重さや厚みを感じ、なんとなく鬱陶しいものです。その点ロールスクリーンは布を上部に巻き取ってしまう仕組みなので、開ければ開けるだけいっそうの開放感を与えてくれることになります。

●シンプルなので洋室にも和室にもマッチする

カーテンやブラインドはどちらかというと洋室向きです。和室の窓まわりアイテムとして用いる場合は、和のイメージを損なわないような色柄やデザイン選びに悩むことも多いでしょう。ところがロールスクリーンは存在感が薄いので、和室でも違和感がありません。もちろん洋室にもしっくりと馴染むので、結果としてロールスクリーンは和洋どちらのお部屋にもマッチするといえます。

和室の雰囲気を壊したくはないけれど、窓まわりの日射し調節や視線隠しは必要という場合、ロールスクリーンを第一候補にしてみてください。たとえば和紙調のロールスクリーンを選べば、シックでモダンな和風空間の演出が可能です。

●幅の狭い窓にも適応するサイズがある

キッチンや洗面所など水回りの小窓、玄関近くのフィックス窓、廊下や階段途中の明かり取り窓など、意外と多いのが縦に細長い窓。幅がわずか数十センチと狭い窓が多く、一般的なカーテンやブラインドを取りつけるのは重すぎる上に邪魔になってしまいます。

そんなときにも便利なのがロールスクリーンです。壁と同系色を選べば閉めていても鬱陶しさを感じさせず、逆に壁と反対色を選べば空間を明るく彩るアクセントになるでしょう。また巻き取り式なので、狭い場所でも出しゃばることなく収まります。

最近の住宅に多い3連や2連の装飾窓にも、ロールスクリーンは最適です。この手の窓は、幅がごく狭い分、縦の長さは天井近くから足元までというケースも珍しくありません。縦長サイズの窓装飾は、ロールスクリーンのもっとも得意とするところ。室内イメージに合わせた色柄のロールスクリーンを選べば、シャープでダイナミックな縦長装飾窓の良さを存分に引き立ててくれるはずです。

●テンションバーを利用することでさらに用途が広がる

「テンションバー」とは、いわゆるつっぱり棒のことです。このテンションバーとロールスクリーンを組み合わせることで、家の中のあらゆる場所に「目隠し」や「仕切り」を設置することが可能になります。特に住まいが賃貸の場合は、窓枠や壁にレールやフレームを直に取りつけることはできません。でも、テンションバーなら窓枠や壁に穴を開けなくても、好きな場所に取りつけられるのでロールスクリーンの用途が広がります。

テンションバーとロールスクリーンの設置例をいくつか上げてみましょう。たとえば、カラーボックスやオープン棚前面の目隠し。あるいは、ドアのない洗面所入り口の仕切りがわり。ひと続きになったLDKで、ダイニングとリビングの間仕切りにも使えそうですね。

「つっぱりロールスクリーン」や「突っ張り式ロールスクリーン」で検索すると、驚くほどたくさんヒットします。中には、テンションバーとロールスクリーンが一体になったタイプもあるので、用途、サイズ、好みに応じて選んでみてください。

●ロールスクリーンの仕組みと操作方法について

ここでロールスクリーンの仕組みと操作性について確認しておきましょう。ロールスクリーンは、一枚の平面な布を上に巻き取ったり、下に引き伸ばすことで、光の調節をしたり隠す範囲を増減したりする仕組みになっています。上下に動かす操作方法は、大きく分けると「プルコード式」と「チェーン式」の2種類が基本です。

プルコード式はロールスクリーン下部に付いているコードで引きおろし、再度コードを引けば今度は一気にスクリーンが上に巻き取られます。操作方法としてはこれ以上無いほどシンプルでスピーディです。ただし、幅が広いロールスクリーンの場合は、上に巻き取る際に左右のバランスが崩れ、スクリーンが斜めになってしまうことがありますので注意が必要です。

かたやチェーン式は、スクリーンの左右どちらかにチェーン状のコードが付いていて、それを回しながら巻き上げたり引き下ろしたりする仕組みです。幅が広いロールスクリーンの場合も、調整しながら動かせるので、斜めになったり途中でたわみがでることがほとんどありません。そのため幅広タイプでは、チェーン式が採用されているものが多いです。プルコード式ほどスピーディな操作性はないものの、安定感ではチェーン式が勝っているといえます。

プルコード式とチェーン式のどちらが良いかは、ロールスクリーンの幅や設置場所によって選択しましょう。

●ロールスクリーンのデメリットも理解しておく

ロールスクリーンのメリットばかりを書き並べてきましたが、もちろんデメリットがないわけではありません。

カーテンとの比較になりますが、遮光性や遮音性、断熱性や保温性などに関しては、ロールスクリーンはやはり劣ります。また、ロールスクリーン下部のウェイトバーが窓や窓枠にあたるときに発生する耳障りな音もデメリットといえるでしょう。

さらにロールスクリーンは、掃き出し窓にはあまり向いていません。理由は、いちいち上まで巻き上げないと出入りがしづらいからです。あとは、ウォッシャブルタイプを謳っていても、実際に家庭で洗うとなると、巻き取り機能のメカ部分とスクリーン部分の着脱がけっこう面倒くさい!これもロールスクリーンのデメリットのひとつです。

●流行りのシンプルライフにおすすめの要素が多い

ここまで、ロールスクリーンの特徴を見てきました。いくつかのデメリットはあるものの、多用途で使い勝手のいいロールスクリーン。個人的には、もっと活用したいなと感じています。

最近は無地だけでなく色のバリエーションも格段に増え、素材の種類も充分に揃っているので、オリジナルのロールスクリーンをオーダーメイドするのも素敵ですね。空間を広くスッキリと見せてくれ、余計なものを隠してもくれるロールスクリーンは、流行りの「シンプルライフ」にピッタリの窓まわりアイテムではないでしょうか。

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