そして和紙を漉く
そして美濃和紙の里会館の「5日間の手すき体験講座」に参加しましたが
それより和紙の作り方をココで
まずは原料です
美濃和紙の原料には、楮、三椏、雁皮などがあり、以下の様に利用されています
楮(こうぞ):障子紙、便箋、封筒
三椏(みつまた):お札など
雁皮(がんぴ):あぶらとり紙など
楮(こうぞ):障子紙、便箋、封筒
三椏(みつまた):お札など
雁皮(がんぴ):あぶらとり紙など
一般的に言う和紙は楮(こうぞ)
を使用します
作業1)「さらし」
原料を水に浸す事によって、水に溶けやすい不純物「あく」を除き原料を柔らかくします。
昔は「川晒し」といって、川の流れに2、3日楮を浸しておきました。
最近は作業場に作った水槽で行われることの方が多くなりました。
昔は「川晒し」といって、川の流れに2、3日楮を浸しておきました。
最近は作業場に作った水槽で行われることの方が多くなりました。
作業2)「煮熟(しゃじゅく)」
楮の繊維だけを取り出すために、晒された楮を炭酸ソーダを入れた大釜で2時間ほど煮ます。
作業3)「ちりとり」
まだ原料に残っている黒皮などのチリ、変色した部分などを、流水の中、丹念に手作業で取り除いていきます。
作業4)「叩解(こうかい)」
ちりを取り終わった原料を、石の板の上に置き、木槌で叩いてほぐします。途中何度か返して十分ほど叩解します。
現在では、この作業は『ビーター』という機械で行われることも多くなりました。
現在では、この作業は『ビーター』という機械で行われることも多くなりました。
作業5)「紙すき」
原料と『ねべし』と呼ばれるトロロアオイの根から抽出した液を、漉舟(すきぶね)に張った水の中に入れてよく混ぜ合わせます。
次に、簀桁(すけた)という道具を使って漉舟(すきぶね)の中の液をすくい、揺ります。
次に、簀桁(すけた)という道具を使って漉舟(すきぶね)の中の液をすくい、揺ります。
作業6)「圧搾(あっさく)」
すき上げた紙に圧力をかけて水分を搾ります。1日間、時間をかけながら徐々に強く絞っていきます。
作業7)「乾燥」
一枚ずつはがした紙を特製の刷毛を使って板に貼り付け、天日で乾かします。
今では、中にお湯を循環させる金属製乾燥機に貼り付けて乾かすこともあります。
今では、中にお湯を循環させる金属製乾燥機に貼り付けて乾かすこともあります。
こうして出来上がった紙は、一枚一枚丹念に手にとって検品します。
紙を光に透かして、破損、傷、チリなどの不純物があるものや斑のあるものを除き、紙の厚みも考慮して丹念に選別します。
紙を光に透かして、破損、傷、チリなどの不純物があるものや斑のあるものを除き、紙の厚みも考慮して丹念に選別します。
選別した紙を特製の包丁で、用途に合ったサイズに裁断。原料から、紙になるまで、大体10日かかります。
また、原木から取れる原料の料は約8%。紙になるのはその半分といわれるので、100キロの楮の原木から出来る美濃和紙はわずか4キログラムほどということになります
また、原木から取れる原料の料は約8%。紙になるのはその半分といわれるので、100キロの楮の原木から出来る美濃和紙はわずか4キログラムほどということになります
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