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売れる製品の色について考える/好きな色だけでは売れない

これは、愛用の万年筆。
機能や形状はもちろんですが、何よりも色が気に入っています。緑がかった青色とでもいうのでしょうが、色味といい、透け感といい、すべてが私の好みドンピシャなのです。
と、気に入っている点をいくらでも語ることができるペンですが、今回はこのペンについての熱い想いではなく、モノを売る際の色選びについて話したいと思います。

私は、個人で文具・雑貨クリエイターをしているので、やはり自分が作る製品は好きな色にしたいという気持ちがあります。前述の万年筆のようなカラーの製品に囲まれればどれほど幸せか…
もちろん、自分のために作るだけであれば、前述の万年筆のような気に入った色のものだけを作っていれば良いのですが、商売するとなれば話は変わってきます。自分だけではなく、他の多くに人にも幸せになってもらわなくてはならないので、好きな色だけ使うというわけにはいきません。

そんな時に役に立つのが「色彩学」という考え方。色がもたらす効果というものは研究が進んでおり、それが体系的にまとめられているものです。例えば、食べ物について。赤色系の暖色は食欲を増進し、逆に青色系の寒色は食欲を減退させてしまう、という効果はご存知の人も多いのではないでしょうか。
このような、色による効果を念頭に置き、カフェを開くならどういった配色でインテリアをまとめれば良いのか、ホームページの配色はブランドイメージにあっているのかなど、事業に応じて適した色を使うことで、より多くの人に喜んでもらうことができるのです。

私は文具・雑貨クリエイターなので、ここで考えたいのは製品の色について。以下のようなことを、色選びにおいて効果的なこととして挙げてみました。(ちなみに、今のところ尚貴堂では革小物を中心に計画を進めているので、名刺入れなどをイメージしていただけると伝わりやすいと思います。)

 

・店頭に並べた時に華やかに見えるカラーバリエーション

いくつかのモノを並べた時、見栄えする配色というものがあります。例えば、虹のパターン配色。理想を言えば、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色のカラーバリエーションで発売すれば、順番通り店頭で並べた際に見栄えがとても良いものになります。
ただし、革小物で7色ものカラーバリエーションは在庫を持つ側としてもなかなかリスキーなこと。ですので、いくつかをピックアップして選ぶことになるでしょう。

・ブランドイメージに沿った色選び

例えば、青色系の寒色は誠実でカチッとしたイメージを持ってもらいやすく、赤色系の暖色は親しみのある柔らかい印象を与えます。各々のブランドにもたせたい配色のラインナップを選ぶことで、消費者に一貫したブランドイメージを持ってもらえるでしょう。

・売れない色を避ける

一般的に、文具などの小物では、緑色が売れにくい色と言われています。

・地域によって売れる色が違う

日本国内で言うと、北は感触が好まれ、南に行くほど暖色が好まれる傾向にあります。文具店に卸して販売する際は、そのお店の地域によってどの色が売れる傾向にあるのか、頭の片隅にはいれておいた方が良いでしょう。

 

以上が、私が自分のブランドを持つという上で念頭に置いている色についての考え方の一部です。自分のためだけであれば好きな色だけを作れば良いのですが、売るということを考え始めると、途端に考えなくてはならないことが増え、商売とは大変なものだと思い知っているところ。

まだ尚貴堂の製品は発売していませんが、できる限り多くの人に求めてもらえるものになるように今後も考え続けます。

 

ライター:大橋 尚貴 について

https://creators.view.cafe/ohashi_naotaka/

 

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