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「ナゴヤ愛」著者 陽菜ひよ子さん・宮田雄平さん インタビュー その2

ナゴヤ在住で、2020年9月12日に著書「ナゴヤ愛 地元民も知らないスゴイ魅力」が秀和システムから発売された陽菜ひよ子さんと宮田雄平さんに、行きつけのお店「ミッツコーヒースタンド/MITTS COFFEE STAND」にてインタビューしました。

ナゴヤは素敵な人がいっぱい

-人の紹介ではどんな方々を取り上げられていますか?

陽菜ひよ子さん(以下「ひよ子」)
ここ(取材地:ミッツコーヒースタンド/MITTS COFFEE STAND)のオーナーの阿部さんや、伝統工芸をされている方など様々です。

阿部さんはすごいんですよ。
ある食事会で初めて出会ったんですが、
「本を書いているんです」
という話をしたら、スマホを取り出して目の前でポチッと注文してくれたんです。

そんな人、なかなかいないですよね。
ビックリです!
人を応援しよう、ナゴヤを盛り上げようという気持ちが強いんですね。

その後、ミッツさんには本当にお世話になっています。イラストの個展もしましたし、今回行きつけの店として取材の場に選びました。

他にも、本に登場する、あるイベントのディレクターさんが食に造詣の深い方で、取材でお話するうちに、数ページ分お勧めのお店を紹介して下さることになったんです。
挙げて下さったお店の中には、取材や掲載お断りのお店もあったんですが「その方の紹介ならいいですよ」とOKいただけて、本当にありがたかったです。
いろんな方のご協力でこの本ができたんだなー、としみじみ思います。

ナゴヤには素敵な人がいっぱい住んでいるんですよ。

異業種の交流が盛んな街ナゴヤ

-伝統工芸の方々についても是非!

ひよ子
瀬戸焼きや有松絞りをされている方などにも登場いただきました。

取材相手の方がすごくノリが良くて面白い方だったので、ついついギャグタッチに書き過ぎちゃって…
送ってから「やっぱり失礼だったかも…」と思って書き直したものを送ったのですが「最初のでも面白かったよ」と言って下さりホッとしました。

伝統芸能や工芸に携わる人の他にも、まちづくりを行う人を中心に、大学教授やコピーライター、作家、ライター、アナウンサー、学芸員、名古屋市職員など、幅広い職種の人にインタビューしました。

ナゴヤが独特だと感じるのが、異業種の人同士がつながって、協力しあって活動していることです。
東京にいた頃は、同じイラストレーターやライター、編集、デザイナーなど、同業者だけで集まることが多かったです。
でもナゴヤでは、市役所の人や大学教授や個性的な個人店主など、と知り合うことが多くて。
だからこそ、ユニークな活動をしている人を知ることができて、この本が生まれたのだと思います。
そういった意味でも、ナゴヤならではの本だと言えます。

 

人物のスナップ写真が得意な宮田さん

-宮田さんのお仕事と「ナゴヤ愛」の写真についてお聞かせください

宮田雄平さん(以下「宮田」)
元々東京でシステムエンジニアをしていたんですけど、退職して名古屋に引っ越し、専門学校で写真を勉強しました。

ありがたいことに、在学中から先生方には可愛がっていただいていたように思います。
特に秦義之先生には可愛がってもらっていて、2018年から現在にかけて先生のスタジオ「覚王山スタジオ」主催のワークショップで、ストリートスナップの講師をしています。
三重県在住の松原豊先生のサブについて、通常は入れない伊勢神宮の内宮の撮影をしたこともあります。

ひよ子
近くに住んでいても簡単に入れる場所ではないので、正直すごくうらやましかったです。

宮田
先生は、ZIP-FM(旧・FM名古屋)で放送されていたモーニングチャージという番組(名古屋の名物DJコバタクさんの番組)で「モーチャーカメラ部」というワークショップの顧問を担当されていました。
そのワークショップの「ストリートスナップ写真講師」に誘っていただいたのが講師となったきっかけです。

2016~2017年のことですが、16期と18期の2回、各3ヶ月間講師を担当して、名古屋の街撮りのワークショップを行いました。
まだ学校を卒業して3年目くらいのことで、他の講師陣は前述の松原先生など、学校時代の恩師なども含めた大御所ばかりで。

ひよ子
ものすごい大抜擢に、しばらく二人でコーフンが止まりませんでした(笑)

宮田
名古屋市主催の文芸イベント「コトノハなごや」では、2019年より写真提供とワークショップを担当しています。
僕の切り取った名古屋の風景を元に、名古屋在住や在勤の方々が小説やエッセイなどの言葉を紡いで、作品を応募する企画です。

優秀者はナゴヤ出身の著名な作家さんから講評していただけるのですが、講評会では、作品のレベルの高さにも驚かされます。
自分の写真に文章が付けられるのは、不思議で楽しい感覚でした。
今年は残念ながら新型コロナウィルス感染症の影響で調整中なんですけどね。

【公式】コトノハなごや https://kotonohanagoya.webnode.jp/
   (2020年度は新型コロナウィルス感染症の影響で調整中)

写真の仕事では、インタビュー撮影からライブやイベント、商品などの物撮り、不動産の物件撮影など何でもこなします。
特に得意なのは人物なんですが、今回新型コロナの影響で、対面での取材がなかなかできず。

その分「ナゴヤ愛」の名所案内では、文章少なめで写真を1ページどーんと載せているページもあり、臨場感が伝わるといいなぁと思います。
新型コロナによる自粛の後は、今度は長い梅雨でなかなか撮影に行けず、8月の原稿の校正段階に入ってからようやく撮影に行けました。
ギリギリだったし暑い中大変でしたが、イメージ通りのページになってよかったです。

ひよ子
一緒に同じ場所にいても、私には同じような写真って撮れないんですよね。
カメラマンってモノの見え方が違うのかなーと思います。

宮田
ナゴヤ愛」では、全体の写真と、第7章で「スナップ撮影のちょっとしたコツ」などの執筆をを担当しています。
原稿量が予定よりオーバーしてしまい、ページを減らすことになったんですが、編集さんから注文がつきまして。
それが「ネコのページは減らさないでください」だったんです。

それまで編集さんがネコ好きだなんて知らなかったので、笑ってしまいました。
だからネコ写真はそこそこタップリ載ってますので、ネコ好きさんはお楽しみに(笑)

 

またすぐにでも本を書きたい

-今後の目標は?

ひよ子
本を書き終わって、とても疲れて気が抜けているのですが、やはり本を書くことはとても楽しかったので、またすぐにでも書きたい気持ちが強いです。

今後も、いろんな方に取材をして、それを形にするような活動をしていきたいです。

読んでいろんな方が元気になれたり、励まされるようなものを書いていけたらと思います。

上梓されたナゴヤ愛」のお話の他にも様々な習い事のことなど、書き切れないほどたくさんお話をしていただきました。
ありがとうございました。

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プロフィール

陽菜ひよ子
愛知県清須市生まれ。3歳より名古屋市在住。関西に2年、関東に14年住んだのちUターン。
2006年『やさしい写仏ぬり絵帖』(ダイヤモンド社)、2015年『アトピーの夫と暮らしています』(PHP研究所)を出版。
2006年よりフリーのイラストレーター。イラスト実績はNHKテレビ番組・書籍・広告・新聞小説・自治体・イラスト講師など多数。

宮田雄平
函館市出身、名古屋市在住。
名古屋ビジュアルアーツの写真学科を卒業後、フリーランスのフォトグラファーとして広告・雑誌・書籍・ライヴ・イベント等の撮影を行う。
その他、名古屋市文芸イベント「コトノハなごや」の写真担当、スナップ写真のワークショップ講師など。

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