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生きづらさを抱えるすべての人へ贈る2冊『学校へ行けない僕と9人の先生』『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』棚園正一さん 【ナゴヤビトブックス #13】

ナゴヤに縁のある様々なジャンルの書籍を著者へのインタビューを通じてご紹介する「ナゴヤビトブックス」。第13回は、棚園正一さんの『学校へ行けない僕と9人の先生』『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』(双葉社)をご紹介します。

棚園 正一(たなぞの しょういち)さんプロフィール

著者の棚園正一さん(大須商店街にて)

1982年生まれ。
義務教育期間の小〜中学校の9年間を不登校をして過ごす。
13歳の時に漫画家、鳥山明氏と出会い漫画家を目指す。
集英社「少年ジャンプ」第70回手塚賞・第68回赤塚賞を受賞。
2007年、講談社「月刊少年マガジン」でデビュー。
2015年、自身の小・中学校時代での不登校経験を描いた漫画「学校へ行けない僕と9人の先生」(双葉社)を刊行。2021年「学校へ行けない僕と9人の先生」の続編「学校へ行けなかった僕と9人の友だち」(双葉社)発表。

執筆活動の他、河合塾美術研究所こども美術教室講師、全国各所で不登校をテーマとした講演を行う。

漫画家・鳥山明さんとの出会いが転機

――本の執筆を手がけられるようになったきっかけは何だったのでしょうか?

不登校だった少年時代に、家で絵ばかり描いて過ごしていたんです。
学校へ行けない負い目を、絵を描いている間は楽しくて忘れる事が出来ました。

その後、中学1年生の時に、大ファンだった『ドラゴンボール』の作者である鳥山明先生にお会いする機会に恵まれました。鳥山先生が自分の絵をとても褒めてくだり、感動して刺激を受けたのが、本格的に漫画を描くようになったきっかけです。

しゃちほこいざる
しゃちほこいざる
鳥山明先生は、同じ愛知県にお住まいですよね。棚園さんが、鳥山先生のご自宅に伺うことになり、そこで実際出会ったお話は本当に感動しました。今も鳥山先生とは交流されているとのことですが、鳥山先生との出会いが、棚園さんの漫画家人生の大きなきっかけとなったんですね。

今、生きづらさを感じているすべての人に届けたい

――『学校へ行けない僕と9人の先生』『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』はどのような内容でしょうか?

『学校へ行けない僕と9人の先生』では小〜中学校の不登校時代から鳥山先生とお会いするまでを描きましたが、続編である『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』では、それ以降の中学生〜大人、漫画家になるまでを描きました。

不登校がテーマの作品ではありますが、物語の中で主人公がぶつかる幾つもの壁は、不登校経験者に限ってのものではないと思います。

現在を”生きづらい”と感じている多くの方々に読んで頂ければと思っています。

―― この本を出版したきっかけは何だったのでしょうか?

名古屋大須に、描ける漫画喫茶「漫画空間」という店があります。

えびふりゃーいざる
えびふりゃーいざる
漫画空間!名古屋にそんなすごい場所があること、初めて知りました。2010年5月に名古屋の大須商店街にオープンした、日本で初めての漫画が読めて描ける場所なんですね。まさに、名古屋のトキワ荘ですね!

2012年頃、その漫画空間を取り上げたNHKのドキュメンタリー番組が放送されました。
自分も常連のお客の1人として出演させて頂いたのですが、その番組内で過去の不登校時代のエピソードを紹介するくだりがありました。それを観た出版社の担当編集さんの勧めで描き始めたのが『学校へ行けない僕と9人の先生』です。

名古屋のトキワ荘でもある「漫画空間」さんから、そんなご縁がつながったのですね。すごいです!
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

その後、『学校へ行けない僕と9人の先生』は反響は大きく、講演会に来てくださった方や、SNSのメッセージなどで「漫画に描かれている中学生以降はどんな経験を経て大人になったのか知りたい」という声が多く寄せられました。
そうした反応を受けて始まったのが、続編の『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』です。
自分も続きを描きたかったので嬉しかったです。

不登校だった負い目が解消されてゆくフリースクールでのエピソードは、形にするにも時間が掛かったので特に印象深いです。

えびふりゃーいざる
えびふりゃーいざる
実際に棚園先生の漫画を読まれた皆さまのお声から、続編の『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』が生まれたのですね。

舞台はナゴヤ?!

――『学校へ行けない僕と9人の先生』『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』の裏話をお聞かせください

裏話と言えるほどの事ではありませんが、漫画内の背景は全て実際の場所を参考に描いています。
舞台は愛知県内ですので、「ここはあの場所かな?あの建物かな?」とか想像しつつ、読んで頂くのも面白いかもしれません。
いかにも名古屋!といった感じの目立った場所は登場しないので、かなり難易度は高いかもしれませんが。笑

そんな楽しみ方があったとは!いろんなナゴヤのスポット探しもしながら、再度拝読してみます♪
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

ちょっとした勇気と元気と、人生のヒントが詰まった1冊

―― これから書いていきたい本はどのようなものでしょうか

今夏に『学校に行きたくない君へ』という単行本がポプラ社さんから発売予定です。
著名人の方、一般の方、様々なケースの不登校・ひきこもりのエピソードを1話完結の漫画でご紹介させて頂きました。

今現在、不登校に苦しまれている方々はもちろん、不登校に関わらず、人生のヒントとなるエピソードが沢山詰まっています。是非ともご覧いただければ嬉しいです。

今後は不登校をテーマにした漫画の他にも、色々なジャンルの漫画に、たくさん挑戦していきたいです。

棚園さんの著書『マンガ うんちく名古屋』も大好きな一冊です♪
えびふりゃーいざる
えびふりゃーいざる

――棚園さん、ありがとうございました!
棚園さんの漫画を読み
、不登校の方々に関わらず、たくさんの方が勇気と元気をもらっていると思います。私もその一人です!今夏発売の新刊を拝読できる日が待ち遠しいです。
これからもますますのご活躍、応援しております!

棚園さんの公演情報など、公式情報はこちら
Twitter:https://twitter.com/tanazono
instagram:https://www.instagram.com/shoichi_tanazono/
note:https://note.com/tanazono
アメブロ:https://ameblo.jp/shelf-studio

「ナゴヤビトブックス」では「ナゴヤが舞台となっている作品」「ナゴヤをテーマとした書籍」「ナゴヤ出身の著者の書籍」など、ナゴヤに縁のあるあらゆるジャンルの書籍を著者へのインタビューを通じてご紹介いたします。

書籍を版行された著者様がいらっしゃれば、こちらのフォームからぜひお気軽にご連絡ください! (小説、マンガ、ビジネス書、実用書、各種ムック、その他ジャンルは問いません)

その他ナゴヤビトへのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

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