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プロの自覚を持て【私を変えた言葉6】

ライターとして駆け出しだった頃の私。
自慢できるような実績もなく、唯一持っていたのがブログがご縁で知り合った、ある社長さんからいただいたメルマガのお仕事だけでした。

 

その頃セミナーに参加するようになったのですが、名刺の肩書きに「ライター」と入れるのが、とてもためらわれたのです。
経験も浅く、定期的ではあったけれど持っている仕事は1つだけ…。
そんな私が「ライター」と名刺に入れていいのか?と。

そのことを一緒にセミナーに参加する友人に話したら、彼女がこう言ってくれたのです。

 

「るなねぇ(彼女は私のことをこう呼ぶ)はもうライターとしてお仕事して、ちゃんと対価を貰ってるやん。
たとえ1円でも自分がやったお仕事に対して対価をもらったら、プロの自覚を持って肩書きに堂々と書けばいいと思うし、ライターですって名乗ればいいと思うで」

 

私に足りなかったのは、プロの自覚を持つ、という「覚悟」だったのですね。

そのあと、ドキドキしながら、手作り名刺の名前の上に「ライター」と入れたことを覚えています。もちろん、渡すときもドキドキでした。

それからは仕事の大きい、小さいにこだわらず、いただけるお仕事はなんでもやりました。
数をこなす、ということでしか得られない成長もさせていただけましたし、なによりも入稿したあとに喜んでいただけることが嬉しかった。

 

そして自分が今、お仕事をお願いする立場になってしみじみ思います。
プロの自覚のない人にお仕事を渡すことは、とても怖いと。

 

「1円でも対価をいただいてたらプロの自覚を持って」

あの時、この言葉をくれた友人には、今も本当に感謝しています。
気付かせてくれて、ありがとう。

特集:私を変えた言葉

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