子どもは親の愛情に確信を持ちたい、というはなし
「子どもって、いっつも、親の愛情を確かめたい」
これは、私が子育てをしていて思うこと。
甘えと甘やかしの違いの記事を書いていて、思うのですが、子どもが甘えてくるときは、ひとつにには、親の愛情を確かめたいのではないかと。
「ママはボクのことが何よりも大切なのか」
を確かめたいわけです。
なんでそんなこと確かめたいんでしょうね。
台所でコロッケを油に入れたとき、
お風呂そうじをしているとき、
コーヒーを淹れて豆がふくらんでいいかんじーのとき、
こういうときに、
「ママー」
と呼ぶんです。
新聞を広げたり雑誌を読んだりして、ゆうゆうと過ごしてるときだったらいいのになぁ。そういうときは、背中に飛び乗ってきます。あそぼーと言いたいみたい。
こちらがヒマなときと、子どもが必要とするときと、そのタイミングは合いません。
だって、コロッケとボクと、どっちが大切か確かめたいから。
でも、理屈や計算じゃないですよ、もちろん。無意識というか、子どもの本能のようなものだと思います。
それにこれは、「愛情を確かめたいから」とそういう理屈に、私が勝手にしてるだけ。
大切もなにも、そういう理屈じゃないくらい、子どものこと思ってるのになぁ。それが伝わってないってことなんですね。
私だって、毎日家族の食事を作ってて、「ありがとう」どころか、「ごちそうさま」もないと、「もしかして美味しくなくてムリに食べてるんかなー」って不安にもなるから。
もしも子どもをきつく叱ったり怒ったりすると、「もしかしてママ、ボクのこときらいなんかなー」って思うのもムリはないかな。
笑顔やハグでも伝えられるけど、愛をことばで伝えることって、やっぱり大切ですね。
市川弘美
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