メガバンク社員3万人削減へ。銀行が向かう未来と変化
メガバンクの銀行員といえば“安定”の印象が強い職業ですよね。しかし、今メガバンクの銀行員をAI活用によって削減しようと企業が取り組みを始めていることはご存知でしょうか?
なんと、その人員削減の目標値はこの10年で3万人。日本から近いうちに3万人もの銀行員が消えていきます。
本日はその実態や未来の銀行についてお伝えしていきます!
AI活用で1000億円のコスト削減を推し進めるメガバンクの実態
2017年よりメガバンクは大規模な構造改革に踏み込んでいます。AIなどを活用して効率化をはかり、今後10年間で合わせて3万人分を超える業務を削減する計画を掲げています。これは超低金利政策の長期化が利ざやを圧迫しているほか、将来的な人口減少という問題も視野にいれた上での計画。
メガバンク3社の具体的な目標は、
みずほファイナンシャルではバブル期の大量採用世代をターゲットに2026年度までに従業員数の4分の1を減らす方針を実際に発表しています。その数、約1万9000人。
三菱UFJフィナンシャルグループは7年で9500人分の業務をAIなどで自動化を目指す目標を掲げています。
三井住友フィナンシャルグループでもITの活用を進め4000人分の業務の削減を始めています。その業務削減により、グループ内の業務改革で、3年間で500億円、中期的に1000億円のコスト削減効果が見込まれているようです。
銀行をAIが担う未来
メガバンク3社は人員削減のためにAIを活用していくことを推し進めていますが、実際銀行でのAI活用についてはどんなことが挙げられるのでしょうか。
まず、口座開設の処理や各支店の実績の集計など今まで各支店で銀行員が行なっていた業務を積極的にAIや機械がおこなっていくようになります。
今すでにネットで簡単に口座を開設できるようになってきたり、アプリやオンラインサービスの充実により以前と比べると銀行に行く頻度が減ったことを実感している方も多いのではないでしょうか?
店舗でのお客様業務の他にも裏で人力でやっていたことをロボットに任せられるようになってきます。
事務作業のAI化か進むことはもちろん、融資の提案や審査、投資信託など金融商品の提案もAIがおこなっていくことになりそうです。
AI女子が考える、AI時代を生き残る方法
今回取り上げたメガバンクの人員削減計画からもわかるように、今まで「安定」と考えられていた職業も次々に消えてなくなる時代に突入しています。
今後鍵となっていくのはやはり、「副業」や「個人の力」。激動の時代を生き抜くにはただ会社業務だけで1日を終わらせるのではなく、ほかの物事にも日々アンテナを張り巡らせ、個人の力をつけていくことが重要となりそうです。
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