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老犬の歩行を介助する手作りハーネスの作り方。市販とどっちが良い?

人間も犬もいつかは老いるものです。犬種によって異なりますが、7〜10歳くらいで足腰が弱くなってくるので、歩行介助の準備が必要となります。

今回は、足腰が弱くなった愛犬のために、歩行介助のハーネスを手作りする方法をご紹介します。

●老犬の歩行介助用のハーネスは簡単に作れる

足腰が弱くなったからといって、犬を甘やかして散歩に行かないのは良くありません。散歩に行かないとストレスが溜まってしまいますし、足の筋肉が衰えてますます歩けなくなってしまいます。

無理がない範囲で、少しの時間でも毎日散歩させることが大切です。とはいえ、足腰が弱くなっているので、今までのハーネスや首輪を使って散歩をさせても上手く歩けなかったり、つまずいて点灯したりする恐れもあるので、しっかりと歩行介助をしながら散歩をする必要があります。

老犬の歩行を介助するためには、上から犬の体を持ち上げるようにして起き上がりを助け、足がしっかり動いてつまずかないようにすることが重要。介助用のハーネスも犬の体を上から持ち上げるような構造になっています。

お裁縫が得意であれば介助用のハーネスを手作りするのも良いですね。柔らかめの布生地とベルト生地があれば簡単にできます。まず犬の胴体(前脚の後ろの付け根から後ろ足の前側の付け根、胸の部分)を覆うような形状に生地を裁断し、背中の部分2ヶ所で留められるようにマジックテープを付けます。そして、胸の部分と左右両サイドの3ヶ所にベルトを付ければ完成です。

こうした歩行介助用ハーネスの作り方は書籍やインターネットでも図解入りで多く紹介されていますので、参考にして作ってみても良いかもしれません。

古着や使わなくなったタオルなど、家にあるもので作ることができるので安上がりですし、ご自分で作ったものなので愛着も湧くかと思います。

●手作りハーネスの注意点

手作りハーネスを使う場合にはいくつか注意点があります。
日頃から犬の体型に合わせてハーネスの部分やベルトの部分をサイズ調整するためにはアジャスターが必要になります。一時的に使う分にはアジャスターがなくても問題ないかもしれませんが、ずっと使おうと思うと必須です。

生地は肌触りが悪いものを使ってしまうと犬が嫌がってハーネスを装着させてくれなくなってしまうので、なるべくやわらかい、肌触りが良いものを選ぶ必要があります。

何より心配なのは強度です。既製品のハーネスは当然強度がある素材を使って、品質管理がなされた工場で作られているので、強度的にも安心できる品質で作られています。手作りの場合はどうしても既製品と比べると強度が低くなってしまいます。

生地が破れたり、ベルトが切れたり、生地とベルトを留める縫製が外れたりするというトラブルが起こらないとも限りません。仮に散歩中にベルトが切れると、上から支えていた力が無くなるので、犬の胴体が地面に落ちてしまうことになります。
足を骨折したり、胸を打ったりしてケガをする危険性もありますので、手作りの場合は生地やベルトは強度が高いものを使い、縫製も頑丈にしましょう。

●手作りが難しそうなら既製品のハーネスもおすすめ

手作りハーネスのほうが費用も抑えられますが、強度やサイズ調整のことなどを考えると、既製品のハーネスもおすすめです。
生地もしっかりしているので事故になる確率も低く、サイズ調整もしやすいので長く使うことが可能です。
実際にどんなハーネスがあるのか見てみましょう。

・歩行補助ハーネス LaLaWalk
歩行介助用のハーネスとして一番人気なのが「LaLaWalk」です。学生服で有名な「トンボ」が介助しやすさと歩きやすさを考え抜いて開発したハーネス。介助用品ではありますが、見た目もおしゃれ。いつまでもファッショナブルで楽しい散歩をしてほしいという願いが名前に込められています。

足に掛かる体重の負担を分散する「ラダーフレーム」という独自機能を搭載。ソフトな装着感で犬が嫌がることもありません。
胸からお腹、お尻まで、全身をカバーするので歩行もしやすく、耐久性もバッチリ。安心してお散歩を楽しめます。

お腹の部分はボタンで、背中の部分はマジックテープとアジャスターでサイズ調整ができるので、日々変わる体型や毛の量に合わせてハーネスを微調整することが可能です。
お値段は税別で9,800円ですが、長く使えるハーネスなので、ずっと使うことを考えるとコストパフォーマンスは良いかと思います。

www.houndcom.com/shopdetail/000000004074/

愛犬がいつまでも元気に歩けるためには日々の散歩がとても重要。人間と同じように、犬も心と体が健康であることではじめて楽しい余生が送れるのです。

そのためには犬の体の状態に合わせた介助用品を用意してあげることが大切。特に8歳以上になったら、しっかりと日頃から状況を確かめてあげて、早めにサポートしてあげましょう。

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