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いいね!ツールは『悪』なのか?

ほとんどのSNSには「いいね!」のボタンが設置されています。
「いいね!」は、コメントを残すほどじゃないけど、その記事を読んで「いいな」と思ったから「いいね!」を押して意思表示をする、という意味で使われることが多いです。
「記事を読ませてもらいましたよ」という意味で使う人も多いですね。

世の中には色々なツールがありますが、この「いいね!」をツールで自動的にできてしまう、というものがあるそうです。
自分と繋がっている人に毎日自動的に「いいね!」をして回るというもの。
需要があれば供給があるわけですが、この「いいね!」ツールについて考えてみたいと思います。

◆ ツールは『悪』!?

いいね!ツールに限らず、最近のツールはさまざまな種類のものがあります。SNSをビジネスで運用している人にとって、重宝するものも多いですが、一時期ツールで一方的にいいね!を付けられ続けたり、毎日投稿に関係のないご挨拶コメントを付けられたり、自分を売り込むメッセージを送られたりすることが問題になりました。

このようなこともあって、

ツール=『悪』

と思われている方がとても多いですが、本当にツールは『悪』なのでしょうか?

私は実はそうは思っていません。ツールはそもそも「困った」をお助けするもののはず。
ツールそのものではなく、使う人の「それをなぜ使うのか?」という基本的な部分に問題があると思っています。

「コミュニケーションをとる気がない」使い方が問題なのです。

◆ SNSの基本はコミュニケーション

例えばツールのメッセージなんて、それが顕著に表れていますよね。一方的だし、自分のことを長々と読ませるし、トドメが「相互読者登録を…」や「ぜひ私のサイトをご覧ください」など、押し付けが強い内容がほとんどです。

初対面の人に「お前んちに来てやったから、俺んちにも来て上がっていけよ」と言うくらい不躾な話です。

でもこういったメッセージは、読み捨てておけばいいだけですから、実害はほぼありません。そのような無意味なメッセージを読まされる時間がもったいないですけどね。

私が問答無用で切り捨てたいのは、コメントをツールに頼る人。
コメントはブログの醍醐味で、互いにコミュニケーションをとれる大切な部分を、ツールって…。

ツールは使う人の「人間性」や「ブログに対する姿勢」が出ますね。

◆ SNSツールは使い方次第

「いいね!」ツールは、拡声器のような役割で使うのはいいんじゃない?と私は思っています。
つまり、たくさんの人がいる中で「私はここにいまーす」と拡声器を使って声を出せば、周りはそちらを見るでしょう。気になれば声をかけてくれますよね。

問題はその後です。声をかけてくれた人とちゃんとコミュニケーションをとる気があるのか?ということ。
集まってくれた人の数を見て、満足して終わるなら意味はないのです。

いいね!ツールで「いいね!」「いいね!」とやってもらえば、多少はアクセスは伸びるかもしれません。
ご縁つくりのキッカケとしてツールに助けてもらい、あとは自分でキチンとしたご縁につなげていくのならいいのではないかと思います。

いつもお伝えしているように、SNSを育てるということは「ある程度の時間と労力を積み重ねること」が絶対的に必要です。

 

記事を書いて投稿するだけでなく、

自分以外の人の投稿も読む。
コメントを書く。
いいね!をする。

SNSでこの部分に少しの労力もかけられないのなら、心の通うコミュニケーションは無理ですね。

空っぽなアクセス、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」的な客狙いで何かが生まれるとは思いません。

 

ツールは人の手で大変な作業を助けてくれるもの。

ただし、使う人の「心」ひとつで『悪』にもなるのがツールの怖いところですね。
あなたなら、どんな風に使いますか?

 

 

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