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  • アロマ日和
  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

情報の選択とアロマ

薬局ではいろいろな方に出会います。

アロマの世界とはまた違う仕事でのお話は視野が広がります。

そんな中でのお話を少し書いてみましょう。

 

テレビでの情報を鵜呑みにしてもいい?

民法でもそうですが、〇HKなどの放送局でもよく放送される健康番組。

最近ですとアロマ関係はやはり認知症アロマのこと。

認知症には「レモン、ローズマリー。ラベンダー、オレンジ」を朝と夜に嗅ぐと認知症の改善または予防になるという情報が流れました。
アロマの香りで認知症の予防になることは確かですが、ではこの4種の香りだけなのか?というと実はそうでないのです。

主にこの4種が挙げられているのは手軽さを狙ってのこと。
本来の認知症は脳内における炎症反応によるものなので、抗炎症を狙ったり脳血流の改善を狙うことがもっといいのだと思ったりしています。

とはいえ、メディアの力はすごくて。
あっという間にアロマ市場からこの4種の精油はなくなり売り切れ続出。

こんな嵐のような瞬間を過ぎて今でも少し認知症アロマをお求めになる方はいますが、果たしてその方が続いていくかというと微妙な線でもあります。

他にも最近は炭酸水がはやりのようですね汗

薬局にお越しのお客様も「炭酸水買って飲んでます!」と自慢げに話される方も。

ダイエットにいいと言われているそうですが、果たしてそれは本当にいいのでしょうか?

炭酸水はどんな作用を持つ?

炭酸水はいわゆる炭酸と水に圧をかけて作ったもの。

H2CO3という分子構造を持つこの水は水と二酸化炭素という変化を起こしやすく、容易に二酸化炭素を発生します。アワアワがそれですね。
美容やダイエットにいいとされていて、私も時々炭酸ガス入りのシャンプーでシュワシュワしています。心地よいですよね。
美容にいいのは炭酸ガスが血行を促進するということで、よく入浴剤にも応用されています。

ダイエットには、多分満腹感を出させて食事の摂取量を減らさせることが目的なのでしょうが。
実は炭酸には食欲を増進させてしまう作用も。わかりやすいのがビールです(笑)

このようなことを加味しながらご自身の健康のターゲットをどこに当てるかを考えて選択することが重要になるのです。

アロマの選択も自分の選択

前回の減薬の記事にも書きましたが。
食事の摂り方なども多くのメディアや情報によって私たちの選択肢が増えています。

その中でご自身にあったものを、これがいいと思うもの、これなら無理なくやれるかも。
そんなことをしていくほうが一番いいのです。

とはいえ、例えば冷えやすい方が生野菜を多くとると体はもっと冷えます。
糖尿の予備軍の人がお米が好きだからと炭水化物を多くとるとこれまた問題なわけです。

自分の体が今どのような状態にあるのか?それを知っておくことは大切です。

同じようにアロマのやり方や取り入れ方もその人それぞれあっていいのです。
とはいえ、安易に飲用させる方法などは言語道断ですね。

そのバランスをどこでとるか?
どうすればそれを知れるか?

それを考えていくことは大切な時代になってきていると思います。

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