マダム・シャンテクレールの哲学、の件。
パリの大家さんは御年90歳
ニシンのパイを作ってくれそうな
気品とお茶目を兼ね備えた素敵なマダム
未だ手渡しの家賃を持って
一人暮らしの広〜いお家にお邪魔すると
世代を超えたガールズトークに花が咲くこともしばしば
バカンスはどうやってお過ごしで?
と尋ねると
いつもの友人達と
いつもの場所へ
と毎年恒例で答えてくれる
ひ孫もいる大きな家族が自慢の彼女なのだが
続いてマダムはいつもこう答える
「人生において家族はとっても大事よ。
Mais je suis plus libre avec mes amies.
(でも友達といる時の方が自由で気楽なの。)」
今年で70年目の気楽なバカンスを
90歳のマドモワゼル達は
南仏の太陽の下でおしゃべりをして過ごすのだろう
きっとその間だけは
家族の愚痴や
健康の心配や
お金の話なんかはしないで
美味しいお菓子や
感動した映画や
もしかしたら
最近お気に入りの
イケメンギャルソンのいるカフェの話なんかで
頬をロゼに染めながら盛り上がるのかもしれない
なーんてこと考えてたら
きりっと冷えたロゼワインが飲みたくなったので
ちょっとそこまで出ようかと思います
マダムの話はまたの機会に♬
かしこ
あんこ
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