桃太郎はなんで「桃」なの?
こんにちは、桃太郎俳優®️・桃太郎研究家®️の神木優です。
こちらのブログでは、「桃太郎から学ぶリーダーシップ論」をメインに届けていますが、
今週も元気に脱線します!
今回は、「桃」について。
まず、画像ご覧ください。
桃源郷って、言いますよね。桃源郷。
「仙人が住む理想郷」みたいな感じで使われてますけど、なんで「桃」なんでしょう?
もうこの時点で、「桃」って普通じゃないんじゃないか?って思いません?
今日は中国の話を主にして、来週は日本の話をします。
って、来週も脱線確実!?(笑)
さ、本題に行きましょう。
「桃」
元祖中国では、桃のことを仙木(せんぼく)と呼ぶそうです。神仙に力を与える樹木だから、だそうです。
また、中国で桃といえば、不老長寿・幸運の果実だそうです。
これには、女仙「西王母(せいおうぼ)」が関係しているという一説も。
どういう事かと言うと、西王母は不老長寿を司る女神で、桃園を管理しており、そこには、不思議な力を持つ仙桃が、三千年に1度だけ実るんですって。
その桃を狙って、不老不死に憧れる孫悟空が、西王母の桃園で実を食い荒らした、なんて話もあるんです。
「三千年の桃=非常に珍しくてめでたいもの」は、ここから来ているそうで。
また、桃の効能的にも、桃の実が、老廃物を排出し、病気を防ぐ、または災厄を寄せ付けない、という効果があるところから、不老長寿、幸運の果実、なんて呼ばれているそうです。
そう考えると、こんなものが流通するのも意味がわかります。
こういう古美術品も多く、桃と仙人、つまりは人外の領域ってことですね、そこと桃がいかに密接だったのか、ってのがわかりますね。
さらに、中国では今でも、結婚式で桃の饅頭を食べるらしいですよ。
そんな桃がちょっと違うレベルの果物扱いされている中国ですが、
日本の文化は中国の文化をめちゃくちゃ大きく影響を受けていますから、
この文化を継承して、独自の路線で進化してきたわけです、桃に関しても。
古事記にだって、桃がカリスマだ!なんて出てくるわけです。
その辺り、じゃあ日本で桃はなんなの?
ってところ、来週に行きたいと思います。
桃から生まれた桃太郎〜
なんて、のんきに言ってますけど、そんなレベルじゃないですよ。
桃、やべ〜です!
では、また次週お会いしましょう!
神木優
書籍「きびだんごの法則」 https://yuhkamiki.com/book.html
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