プリザーブドフラワーに資格は必要?資格を取得するメリットは?
花の美しさを長い間楽しめるプリザーブドフラワー。
お店で買うのも良いですが、どうせなら自分のお気に入りの花を、好きなアレンジで楽しみたいですよね。
プリザーブドフラワーの作り方を検索してみると、プリザーブドフラワーの資格があることがわかりますが、資格を取得することでどんなメリットがあるのでしょうか?
また、どうすれば資格が取得できるのでしょうか?
今回はプリザーブドフラワーの資格についてご紹介します。
そもそもプリザーブドフラワーに資格は必要なの?
結論から言えばプリザーブドフラワーを楽しむのに資格を取得する必要はありません。
誰でも気軽に楽しむことができます。
車の運転のように、法律で免許が必要と決まっているわけではありませんので、あくまで「プリザーブドフラワーを作る技術や知識がどれくらいあるか」を証明するものなのですね。
ですから趣味として楽しむ分には資格が無くても全く問題ありません。
プリザーブドフラワーの資格を取得するメリットとは?
プリザーブドフラワーのプロとして活躍したいときに資格があると非常に有利です。
例えばプリザーブドフラワーの教室を開くときに技術と知識を証明する資格があれば生徒さんを集めやすくなります。プリザーブドフラワーを販売するときも資格も持っていれば売りやすくなります。 プリザーブドフラワーの教室を選ぶときに、資格を持っている先生と、持っていない先生がいる場合は、やはり資格を持っている先生のほうがしっかりと教えてくれそうですよね。
就職活動をするときに、実際に英語は喋れるけど英検やTOEICのような資格を持っていないよりは持っていたほうが採用されやすいのと同じようなイメージです。 教室やお店など、プリザーブドフラワーのプロとして生活していくのであれば、資格を取得してある程度の技術や知識があることを証明できたほうが良いというわけですね。
また、資格の取得を採用条件にしているスクールもあるので、開業せずに講師として就職する際にも資格を取得することで就職先の幅も広がります。 他にも資格取得を目指す過程でレッスンを受けることになるので、より専門的な知識や、高い技術・センスを身につけることができるというメリットがあります。
どんな資格があるの?
一番有名なのは日本プリザーブドフラワー(JPFA)のJPFAディプロマ資格です。
JPFAは日本においてプリザーブドフラワーの普及や技術・センスの発展を目的とした協会で、全国でレッスンや普及活動を行っています。 ディプロマ資格を取得すればJPFA認定教室を開業することが可能で、プリザーブドフラワーのプロとして活躍することができます。 他にもフラワーデコレーター協会(FDA)が運営する「プリザーブドフラワーライセンス」や、一般社団法人フラワーエデュケーションジャパン・アソシエーションの「FEJプリザーブドフラワー資格」など、さまざまな業界団体が資格制度を運営しています。
株式会社ヨーロピアンフラワーデザイン連盟の「プリザーブドフラワーインストラクター」や、ヒビヤフラワーアカデミーの「ヒビヤフラワーアカデミープリザーブドフラワーディプロマ」など民間企業が運営している資格制度も多く、10種類以上の資格が存在します。
資格を取るまでの流れとは?
まずレッスンを受けて専門知識と技術を身に着けてから試験を受けて資格を取得するという流れが一般的です。
英検やTOEICのように、試験だけ受ければ良いという資格ではなく、運転免許のように一定期間教室で座学や実技の勉強をする必要があるというイメージですね。
例えばJPFAディプロマ資格は教室で12単位のレッスンを修了して初めて受験資格を得ることができます。受講料は花材費込みで22万円。資格試験を受けるにも受験費用がかかりますので、ある程度の時間と費用が必要なのは覚悟しなければいけません。 また、資格試験は知識や技術が厳しく審査されるということなので、レッスンを受けても落ちてしまう人も少なくないそうです。レッスンだけでなく自分で勉強して試験に臨む必要があります。
晴れて試験に合格すれば一定以上の知識と技術があると資格で証明され、講師としての就職や教室・ショップの開業が有利になります。 JPFAでは資格を取得した後に認定教室や登録教室の開講講座を受けることができ、講師としてのノウハウを学んでさらにスキルアップしていくことも可能です。
大好きなプリザーブドフラワーで生活していける可能性も
以上のように、プリザーブドフラワーの資格はハードルが低いものではありません。しかし、資格を取得すれば好きなプリザーブドフラワーを仕事にして生活していく道も開けます。 趣味で楽しむ分には資格は必要ありませんが、知識や技術に自信があるのであれば、ステップアップや腕試しのためにチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。ひょっとしたらあなたにもプロとして生きていけるだけの素質があるかもしれませんよ。
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