ここでは貴重なアンティークやヴィンテージ、モダンクラシックをコンセプトに、アメリカ・イギリス・フランスをはじめ、世界各国から良質な家具やインテリア雑貨、アート等を集めて陳列・在庫している。現在では私個人も取引先の一つに加えて貰っていて、「あんな照明無いか？」「こんなチェア無いか？」と様々な要望に応えようと、世界中のネットワークを駆使して、驚くようなレスポンスの速さで提案してくれる。
店内でよく目にするのは照明器具、家具のヴィンテージだったり、イタリアンアンティークのペンダント照明、アンティークの文具や絵画、ステーショナリーだ。
ただこの辺りが印象的なだけであって、その他にも沢山の商品が並べられている。
いつまでも愛されるシンプルかつミニマルなデザインのオリジナルの雑貨。
上質なオイルレザーや自然素材のまま昔ながらの織り方で仕上げられた「倉敷帆布」を使い、国内の職人が一つひとつ丁寧に作り上げるバッグ。そのどちらもが使い続けるほどに味わいが生まれ、耐久性にも優れた商品である。
「シンプルでベーシックな普段使いのうつわ」というコンセプトで、使い易さを重視した美濃焼の食器は、上品でどのようなスタイルにも溶け込んでいく、艶を抑えたマットな色合いや質感が魅力である。自分もマグカップを愛用しているが、陶器の優しい口当たりが非常に気に入っている。
正直なところ、なかには「何にどうやって使うの？」という物も少なくない。しかしその中でも存在感や愛らしさだけで惹きつける魅力が溢れている物が沢山あるのだ。真鍮製のフクロウの置物、ヴィンテージのサッカーゲーム、あん馬、へたへたに座面の沈んだアンティークのソファ等、そこに価値観を見出すことがさほど困難で社はないアイテム達が楽しませてくれるので、何度通っても全く飽きが来ないショップである。
また特徴的なのは物販だけに限定されず、各国のデザイナーとのコラボレーション等による、空間・建築・インテリアデザインや、プロダクトデザインも手掛けること。店舗・住宅、商業施設等のプロジェクトをはじめ、製品・パッケージ、WEBデザインを含めた多種多様なデザインサービスが魅力であると店主は語る。
とにかく伝えたかったのは、自分が好きなものが揃ったショップがこんなに身近にあることを、沢山の人に広めたいと素直に思えたからである。ここは商品の入れ替えも頻繁で目新しいものが多いので、また折を見て続編も書いてみたい。そういった意味では彼らの示すコンセプトに準じた「モノ」達が、これからの生活スタイルに溶け込み、普遍的なものに変わっていく、所謂「一般的な供給」というゴールに辿り着くのかも知れない。
関連サイト https://generalsupply.jp/
ライター：北澤武宏について
https://creators.view.cafe/takehiro_kitazawa/
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