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  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

アロマを手仕事に~アロマカウンセリングとアロママスターブレンダー~

アロマカウンセリングをはじめたころ。
まだ未熟な自分の前に来てくれた方は西洋医学的な観点でアロマをとらえられていたのかもしれません。

あれから10年近く経ちますが、私のカウンセリングはほぼ手技が変わってきています。

対症療法的なブレンド提案から、体の中で何が起こっているのかを漢方医学的に考えるようになり。
今では、そこをもう少し深く考えることが少しできるようになってきました。

人の心身に触れる仕事は、学び知識なしではやれないと思っています。
ベースになる知識を持ち、定期的に学び、そこで経験を重ねる。

こうしたことの繰り返しが必要な世界だといつも思います。

ここ数か月でマスターブレンダーのお問い合わせも増え、今月養成に入られた講師もいらっしゃって
受講される方は検定後マスターブレンダーとして少しずつでも活動をはじめられることになります。

アロマを手仕事に・・・。

多くの方に携わっていただきたい世界のご紹介です。

 

アロマの香りが求められる時代

宣伝でよく目にする「アロマの香り」「アロマ入り」という文字。

合成の香りが多く、アロマ業界の方の中には頭痛がするという方も・・・。

本来のアロマの香りは植物が代謝をする中で作られるもの。
ごく微量の香り成分が自然界で生き抜くために使われます。

アロマで使う精油はそれらを蒸留、または圧搾などして採取します。
つまり精油に含まれる成分は植物にあるものより高濃度です。

だからこそ微量の香りが受け入れられやすく、その香りが自律神経のバランスをとってくるのです。

でも残念なことに、天然の香りが使われていることは少ないようで、特にトイレタリーなどに含まれているものの多くは合成で
香りが飛んでいかないような工夫がなされています。

それでも人は香りを求め、香水などが売れたりお化粧品で香りの強いものがあったり、柔軟剤などで香らせてみたりしていくのです。
その理由は「癒されたい」という方が多いからではないでしょうか?

香りの癒しは瞬時に行われ、手軽に行うことが出来ます。

だからこそストレスフルな社会で香りが求められているのでしょう。

しかし不思議なのですが。
山や木々が多くある地域ではさほど香りは求められず、どちらかというと木のない都会で香りが求められることもわかってきました。

それはやはり、天然の香りに触れる機会の多さなのだと最近は感じています。

我が家のような目の間に大通りがあり車の往来が激しい場所でも、数分歩けば自然がたくさんあり。
朝晩の散歩では香りを感じることも多々あります。

それでもアロマに惹かれたのには別に理由があるのです。

 

香りは困ったときほど助けてくれる

良くブログなどにも書くのですが。

カウンセリングを通して見えてくることの一つに。
香りは本当に困った人にすごい効果を発揮すると感じています。

理由はよくわかりませんが、植物が私たちを何かしらの形で助けていてくれるのと同じ意味があるのだと思います。

以前、ものすごく憂鬱な状態で見えたお客様が、精油ボックスを開けたとたんに血流が良くなられたことがあります。
お話をして20分も経たないうちに、心が楽になったとおっしゃっていました。

家にいらっしゃる方の多くが、1時間ほどのカウンセリングで気持ちが前向きになりスッキリしたとおっしゃってくださいます。
そこには私と会うというより、香りがそばにあることの意味が大きいような気がしています。

そして何より、困った方が行くのが医療機関になるのですが。
そこでは何度も訴える不定愁訴があると向精神薬という方向に話が進むことも・・・。

正直、私は向精神薬の使用は反対で。
出来ればそうなる前に香りを使ってほしいと・・・。

薬局で働くときもいつもそう思っています。

「予防医学」という言葉がありますが。
体だけでなく、心の予防医学も今後は大切になるということは言うまでもありません。

 

アロママスターブレンダーでやれること

アロマの知識は持っていても、活用することができない・・・。

そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか?

かつても私もそうでした。

学ぶことは楽しく、冒頭にも書きましたが知識は必要です。
でもそれをアウトプットもしくは活かしていかないとなかなか自分のものにはなりません。

なぜ学んでいるのか?
なぜアロマに携わりたいのか?

そこをもう一度考えたとき、私は人のために使っていきたいと思うことが多かったです。

楽しいクラフトでアロマでもいいでしょう。
カウンセリングをじっくりしてのアロマでもいいでしょう。
お茶会のような場所で香りについて話すのでもいいでしょう。

その中に、知識とブレンドの応用力があると。
ちょっとした不調がある方にアロマブレンドの提案をすることができます。

香りとは不思議なもので。
なぜか手元にある香りだけでも十分人を癒すことが出来たりします。

ふとしたときに香りを差し出すことは多くの人の不調を癒すことができます。

こうしたことを副業的にやっていただくことが出来ると。
女性はもっと仕事がしやすくなるし豊かになるのではないかな?

と、そんな風にいつも考えて発信させていただいています。

 

観点をたくさん持てるアロママスターブレンダー

私のカウンセリングは、視点をいくつか持って行っています。

例えば頭痛という症状。
薬では「鎮痛剤」でほどなく良くなりますが、慢性の頭痛を持っている方は繰り返しおこります。

こうした時、まず聞くのは冷えの状態や食生活など。
年齢なども加味したり、職業なども見ていくと、意外にコンビニ食が多いという方が頭痛を起こしやすいです。

そこからなぜコンビニ食になるのか?を見ていきます。

そうすると、仕事が遅くまであるので、子育てが大変で、男子一人暮らしだから・・など。
色々な背景が見えてきます。

そうした、生活上での原因をつかみつつ、一食でもいいので手作りをしてもらったり。
せめて温かい汁物を取り入れてもらったり。

そんなお話もしながら精油をブレンドしていきます。

一人暮らしなら心を満たすブレンドで。
子育て中ならリラックスできる香りや手抜きをすることが出来るような香りに。
遅い仕事は途中で切り上げることが出来るようなアドバイスとともにスイッチの切り替えのブレンドを。

つまり、症状の原因は一つだけではないことが多いので。
香りのブレンドも様々な視点を持っていないと難しいのです。

でも、香りを嗅いでもらうことが基本なので、さほど難しくもないのですが(笑)

ただ、この症状だからこのブレンド!という一つだけの視点ではアロマはなかなかヒットしていかないのです。

このように視点をたくさん持つ中には、薬理、作用の他に「感性」というものも養っていくことも大切なブレンダーのお仕事になるのです。

 

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