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  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

植物から教えてもらう~調和の世界に向かおう~

秋分の日を終えて、すっかり秋らしい季節になってきました。

窓から吹く風が少し冷たく感じる朝は、あさんぽに最適な季節だと実感します♬
稲穂も実ってきて稲刈りが近いです。

秋は肺の季節で、こもる冬に向けていろんなものを収斂させていきます。
夏に伸びきったいろんなものを整理して必要なものだけを収めていくようにする。
秋分に向けて取捨選択しそれを自分のものにしていく。

そんな季節なのだと思います。

香りはラベンダーアングスティフォリアやペパーミントを好まれる方もいて。
同時に脾の不調を訴えることが多いのでマジョラムやレモングラス、ジンジャーやアニス。
他に柑橘系は定番でそこに少し花の香りをエッセンスとして用いるのもいいでしょう。

浮腫みなどある場合はジュニパーやサンダルウッド(ホルモン依存性の不調を持ちの方は注意)ユーカリグロブルスなどもいいですね。

そんな季節の朝に入ってきた情報のシェアからです。

 

インフルエンザにいいとされる植物が発見された?

フェイスブックからの投稿である植物のエキスがインフルエンザウイルスを長時間抑制する可能性があると示唆されたとのことです。

あくまでも可能性で、効果があると断言されたわけではないのですが。
それでも植物にそうした力があることは確実で、きっと植物療法などに触れている方には周知の事実だと思います。

最近山に行く機会が多くなり(といっても、ハイキング程度です・(;^_^A )自然の植物に触れる時間が増えました。

山の中では、伐採とか刈り取りとか蒸留となされていない自然の香りがたくさんします。
そこに土の香りや多分動物たちの排泄物などの香りも混ざっているでしょう(笑)
雨上がりの日は雨の匂いがしたり晴れの日で風が吹くと違う場所にあるであろう植物の香りもしてきます。
湿気のあるところでは菌糸類の香りもしてきます。

人類はこうした自然の中からいろんなことを教えてもらってきてること。
例えば抗生剤は最初アオカビから発見されました。
アオカビに抗菌作用があることがわかり、合成薬として作ることに成功し現在の薬となっています。
インフルエンザの時に処方される〇ミフルは、八角の中の成分に抗ウイルス作用があることわかりそこから合成されて現在市場に出回っています。
解熱鎮痛で使うサリチル酸メチルなどもヤナギの樹脂から効能が見つかって今では合成されていますね。

こうした背景を見ても、植物から教えてもらっていることはたくさんあります。

 

調和を求めて

アロマを始めたころはジャッジの世界観で生きていました。
それは作用を見ていてばかりいたからです。

薬剤師として患者さんを治すお手伝いが職務だと信じていたころ。
精油の作用によって人が元気になればと意気込みました。

あれから10年。
作用ばかりではないところで人が変化していき、元気になる様子を見ていく中。
作用だけを追っていてはだめだと気付きます。

そして最近。施術のツールとして学んでいるホロソフィーの中で
決して判断はこちらでするのではなく、相手にゆだねるという姿勢を学びました。

そこには相手の回復する力を信じるという概念も必要となり、それは自分を信じるということにもつながります。

アロマカウンセリングも施術も。
決して知識や技術がゼロであってはいけなくて、必ず基本となる解剖学や生理学、化学や薬理などがベースにあるうえでのお客様への対応は、やがて自信となり宝物となっていきます。

そこに必要なものはなんだろう・・・?

と、考えた時。
私の中ではいろんなバランス・調和という感覚が生まれてきます。

医療も自然療法も全てこの世にあるもの。
相手を批判するのではなく、相手も受け入れつつ自分の中に生まれるものを混ぜ合わせ自分から発信していく。
これが調和かな・・・?と。

アロマのブレンドもそんな調和の中で出来たら。
最高のブレンドができるのかもしれませんね。

 

 

 

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