香りや薬草で化学反応
月一回のペースで行う川島ライフデザインセンター様のアロマ講座。
今月最終回を迎えます。
5回の講座の中で、いろいろな香りの使い方や安全性などをお伝えしてきました。
アロマに興味はあるけれど、使い方が・・という方や、元々香りに興味があって・・・という方が受講くださっています。
アロマって、イメージが本当に様々で。
リラックスがメインのような感じですが、人によっては救ってくれるもの。というイメージもありますね。
それぞれのイメージは全て正解で、使い方や発信の仕方はどんな形でもいいと思います。
ただ。
人体に被害が起こりやすい使い方。
万人に安全な使い方なんていうのは自然植物を使うときは皆無で、逆に医薬品の方が安全であったりするのですが。
そんなこともレッスンや講義でお伝えしていければと思ったりしています。
最近は「エビデンス」という言葉をよく耳にする環境に身を置いています(clubhouse内)。
科学的根拠のないものは不正解。という下地でのエビデンスという言葉。
でも、科学的根拠がないことが不正解という根拠も実はないのだというようなことを、ある医師がおっしゃっていました。
なるほど・・・と感動しながらでしたが。
私たちの身体そのものがそもそも科学的根拠がないですよね。
身体という構造には根拠があっても、生きるということや感覚や感情や・・・。
本当に解明できないのが人間なのだと思うわけです。
だから、そこに着目してスピリチュアル系の色々も蔓延するのですが。
そこも決して批判することができないのが人生なのだとも思ったり、でもやはりあまりそこに傾きすぎるのもどうだろうか?と思う日々でもあります。
アロマの世界を選んでいる理由の一つに、精油には有機化合物という科学的根拠があるものがわかっているからです。
でも不思議と、こうした有機化合物の成分が全て人にそのまま作用しているか?となると、実は全然違っていたりしますね。
一般的にリラックスと言われるラベンダーですら、人によっては興奮してしまうこともあるわけです。
同時に、ラベンダーでリラックスできる日もあればできない日もあるわけです。
それは人が日々変化しているからなのだと思うのですね。
そして、微量に含まれている成分が何かしらの反応をしているとも考えられます。
成分だけに着目すると。それは確かにエビデンスに繋がりますが。
天然の精油を使うアロマテラピーにおいては、一つの成分だけが入っているわけでなく。
たくさんの芳香成分が入っていることがわかっているわけです。
ある程度の指標を出すために成分を定量して何か研究としてやっていくことはつながると思うので、その辺りは今後のアロマ業界のいろいろに注目したいです。
そして、こうした背景の中で。
私がやれるのは一人一人に精油の提案をしていくこと。
身体の中でどんな化学反応が起こるかはその人それぞれですが、多かれ少なかれ元気になって行ってもらえれば幸いと思っています。
同じように、薬草に含まれる成分も同じ。
お湯を注ぐことでの反応はもちろん、体内に成分が入ってからのことやもっといくと薬草についている微量のミネラルや細菌たちも身体の化学反応に寄与して行くのだろうな・・・と思って薬草茶を飲んだりしています。
そろそろこんな感じの療法が広がるといいな〜と思うのには。
今後の医療や薬局のあり方が変化していくときだと思うから。
化学の得意な医療界の人々が、見える化学だけでなく見えない化学反応にも目が向いていけばそれもまた人類のいろいろに貢献になるような気がしています。
10年前よりは断然増えていますけどね。
薬剤師×○○という職業が今後も増えていく予感がする今日この頃。
これらもある意味社会の地球の化学反応でしょうか(笑)
*****お知らせ*****
3月6日(土)薬草教室植物の植物のエッセンス教室を開催します。
多くの方のご参加お待ちしております。
2月22日(月)21時よりクラブハウスにてアロマ部屋開催します。
今回は漢方医でもありアロマを習われている医師もスピーカーにご招待いたしました!
ご興味ある方は是非ともご視聴ください。
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