「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)」に瘀血(おけつ)の方はご注意を!
こんにちは、漢方薬剤師の岡理絵です。
今日も、新型コロナウイルス感染症について書きたいと思います。
日々、新しく分かって来たことがあるので書いておこうと思うのです。
中国でのCOVID-19の中医薬治療の重症患者の方への治療の中に、瘀血に使われる生薬ばかりが点滴に使われていたので不思議に思っていましたが、
米国でのCNNでも30代から40代での突然の脳梗塞が相次いでいることや、Lancetという医学雑誌にも新型コロナウイルスが血管にあるACE2受容体と言って、気道、肺、心臓、食道、十二指腸、膀胱、腎臓等に分布している受容体と結合し血管を傷つけるということが掲載されました。
そうなると血管が傷つけられ、それを修復しようと小さな血栓ができてしまいます。その血栓が心臓にできれば、心筋梗塞、肺にできれば、肺梗塞、脳にできれば脳梗塞となり、結果これらにより死亡することが多いことがわかったのです。
この血栓ができやすい方が、中医学でいうと
「瘀血(おけつ)」と言って、
簡単にいうと、
「血の巡りが悪い状態」の方です。
なので、重症化しやすい方に、肺疾患を持つ方は、糖尿病や高血圧、心臓病などの持病のある方、また高齢者が上がってくるのがとても理解できます。
このような持病がない方でも、
「瘀血」の代表的なサインは
- 目の下のクマができやすい
- 肩こりや頭痛が起きやすい
- 痔ができやすい
- 静脈瘤がある
- しみ、そばかすが多い
- 唇や舌の色が紫色や黒っぽい
- あざができやすい
- 女性だと月経痛や子宮筋腫がある
- 便秘やむくみやすい
などです。
これらの「瘀血」の状態は私たち漢方を専門とするものからすると何かの疾患にかかる原因となるため、日頃から非常に重要視して見ていく点となるのですが
これらに対する漢方は
代表的なものは、丹参、紅花、桃仁、川芎、当帰等ですが、
今回の中国武漢での治療にあたられた張医師が重篤患者に利用した点滴には、紅花、赤芍、川芎、丹参、当帰が入っています。
現在、自粛が続く中、
体を動かさないと余計、この「瘀血」の状態が悪化します。
その他、ストレス、過労、冷え、睡眠不足でも「瘀血」の状態が引き起こされやすくなります。
「瘀血」にいい食べ物は、
ねぎ、ニラ等の香野菜、イワシやサバなどの青魚、納豆、などです。
上記の点で、日常で変えられる点はぜひ、これを機に変えていくことを
おすすめします。
カウンセリングご希望の方や漢方が欲しい!方は
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もうすぐこどもの日、
広島に仕事で行った時に空港で即決して買った
ガラス製の兜と、胡蝶蘭を生けてみました。
そして・・・
鯉のぼり
世界中の子供達が与えられた環境の中で
のびのび、生き生きと生きていけますように・・・。
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