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フラワーアレンジメントの基本スタイル12種と綺麗に見せるポイント

女性の趣味や習い事として、常に人気のあるフラワーアレンジメント。これからフラワーアレンジメントを始めたいと考えていらっしゃる方も、きっとたくさんいらっしゃることでしょう。

フラワーアレンジメントの技能は奥が深いので、自己流ではなかなか上達しません。美しいアレンジが自在にできるようになるには、やはり教室や講座に通ってプロから教わるのが近道です。ただ、習うにしてもフラワーアレンジメントの基本形と専門用語ぐらいは知識として持っておいた方がいいかも知れません。そこで今回は、フラワーアレンジメントの基本スタイル12種を作業ポイントともにご紹介します。

ラウンド(Round)

ドームのように丸くこんもりとまとまっていて、清楚で可愛らしい印象を与えるスタイルです。テーブルの真ん中に置くのに適しているので、360℃どの方向から見ても円形に仕上げるのがポイント。花材の丈を均一に揃えて、花器を回しながら挿して行くといいでしょう。小花だけを使ったキュートなアレンジメントにも向いています。花器は背の低いコンポート型が最適です。

ホリゾンタル(Horizontal)

正面から見たときに、ほぼ水平に広がる横長のスタイルです。真中部分に大きめサイズの花をたっぷりと挿し込み、端に行くに従って花のサイズやボリュームを小さくするのがポイントです。比較的大きめのテーブルやパーティ会場などに飾られることが多いので、使う花器は背の低い横長のコンポートタイプがいいでしょう。

ヴァーティカル(Vertical)

天に向けて垂直に伸びた形で、力強い印象を与えるスタイル。使う花材はできるだけ余分な枝葉を取って、シャープなラインに仕立てると素敵です。背が高い形は倒れやすいので、先端に行くに従って小花や蕾を使って軽やかにするのがポイント。上へ上へと延びるシルエットなので、天井の高い空間にピッタリです。広口の花器を使うと横に倒れやすくなるので、口部分が狭くて高さのある花器が向いています。

ファン(Fan)

中心から花が放射状に大きく広がる形状で、まるで扇を広げたように見えることがスタイル名の由来です。非常にボリュームがあって、スケールの大きさを感じさせてくれます。広めのスペースが必要なので、ホテルやオフィスのロビーなどに置くのがいいでしょう。家庭での置き場所としては、広めの玄関や応接間のサイドボードなどがピッタリ。低めで口の広い花器を使うと、ボリュームがあっても安定感が得られます。

トライアングラ−(Triangular)

その名の通り三角形のスタイルで、3つの頂点をしっかり形作るのがポイントです。とてもバランスが良く安定感に優れているので、家庭で飾るだけでなくプレゼント用にも好まれます。シンプルな花器を使って、三角形のシャープさを生かすといいでしょう。

オーバル(Oval)

フラワーアレンジメントの定番中の定番と言えるスタイルで、たくさんの花材を使って楕円の形を構成します。とても華やかに見えるので、祝い花にピッタリのスタイルです。先に全体の高さと幅を決めて、ひとつひとつの花材の丈を変えながら立体的に挿し込むのがポイント。花器はボリュームのある丸型のものがいいでしょう。壁面を背にして飾ることを想定したデザインです。

ダイヤモンド(Diamond)

真上から見たときにひし形、つまりダイヤモンドのような形に仕立てるスタイルです。ひし形の四隅をきちんと形どることがポイント。同じひし形でも幅を狭めたり広めたり、あるいは高さを盛ったりすることで、バリエーションが楽しめます。テーブル飾り向きなので、花器はコンポート型がおすすめです。

クレッセント(Crescent)

ワイヤーを上手く使って、三日月の形を構成するスタイル。曲線部分のシルエットをいかに上手く作れるかで、見栄えが決まります。全体を3分割した2:1のあたりにフォーカルポイントを持ってくるのがコツです。三日月の上の部分は細くシャープにして、下の方にボリュームを持たせるとバランス良く仕上がります。コンポート型の花器の上に、三日月が乗っかっているように見えたら成功です。

インバーテッドティー(Inverted T)

「インバーテッド」とは逆さまになっているという意味で、アルファベットの「T」を逆さまにした形がこのスタイルの特徴です。シャープなラインを持つ葉物を上手く使って構成するのがポイント。あまり狭いところに飾らず、左右の空間に余裕がある場所に置くと引き立ちます。花器は口が広くて背の低いものが似合います。

エスカーブ(S curve)

ゆるやかなS字の形に仕立てる、とても女性的な形のアレンジメントです。ラインフラワーや枝物を主軸に用いるのがポイントで、花器の口部分から上のラインを長めに仕立てるとS字の流れるような優美さが表現できます。あえて和風の花材を使って、床の間などに飾っても素敵です。Sラインをうまく出すためには、高さのある花器が必要です。

エルシェイプ(L Shape)

アルファベットの「L」を形どるスタイルで、縦と横のラインだけで構成するのがポイントです。「L」はLOVEの頭文字でもあることから、逆L字型との一対で結婚式会場の受付けなどに飾られることもよくあります。縦横を2:1の比率にするのがきれいに見せるコツです。花器は、どちらかというと口の狭いものがいいでしょう。

コーン(Corn)

どこから見ても円錐形に仕立てるスタイルです。わかりやすいところでは、クリスマスツリーがこの形を基本にしています。広いスペースのインテリア向きです。使う花器は、シンプルで口が狭目の方がいいでしょう。

あなたの好きなスタイルはどれですか?

フラワーアレンジメントの基本スタイルを12種類ご紹介しました。作ってみたいなと思うスタイルはありましたか?フラワーアレンジメントの楽しさを体感して、ぜひ全てのスタイルに挑戦してみてください。

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