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東京のインテリアショップ「HIKE」にて Vol.1

 

 

 

先日東京出張の際、以前より気になっていたこのインテリアショップを訪れた。場所は池尻大橋、目黒川沿に程近く洒落た店が点在する中で静かに佇んでいる。
少し重いガラスと鉄製のドアを開くとすぐに店の中が見渡せる。

 

すぐに目に飛び込んでくるのは、落ち着いた赤茶に色味を帯びた北欧のヴィンテージの家具が数点。デンマーク等の名作と言われるソファやチェア、こちらもヴィンテージ品。その中に違和感無くオリジナル家具が並んでいる。

 

 

 

 

インテリアショップにありがちな、〇〇コーナー的なスペース割りはされておらず、季節・流行りに関係無く店サイドが良いと思う家具や雑貨を展開している印象だ。

 

様々なインテリアショップやライフスタイルショップ、家具屋を見てきているが、ここ近年、こういった物の展示の仕方・売り方が増えていて、一昔前のどんなスタイル・サイズ・色…一軒で全てが揃う、という店舗は減り、需要も少なくなっているように感じる。

 

スタッフの方からも「好きな人が見に来てくれればいい」「分からない人に理解は求めない」という言葉が出ていた。むしろこのようにコンセプトがしっかりしていて、ターゲットを絞り込んでいるショップの方が上手く回っていると思う。

 

万人に受け入れられなくていい、なんて考え方には非常に強がりにも聞こえるが、とても勇気と思い切りが必要な商売の仕方であると思う。
しかも場所が目黒という洒落たショップ激戦区。その上全国に知れ渡り、遠方からの来訪者も多いという。

 

 

 

 

 

頻繁に来客がある訳でもなく、落ち着いた雰囲気でゆっくり商品を見ることが出来る。

 

店内のインテリア自体はモルタルの床や壁、後はガラスや白壁、鉄を使った無機質な空間になっていて、北欧ヴィンテージ家具のチーク材の赤茶色が、程良い暖かみをアクセントとして差し込んでいる。

 

このコントラストがベースとなり、他の黒革のソファや仔牛の毛皮のラグ等が際立っている。

 

決して広くはない空間に対して、割と商品が詰め込まれているショップではあるが一つ一つのコンセプトにバラつき感が無いので、非常にシンプルで見易い印象を受ける店内である。

 

 

 

東京のインテリアショップ「HIKE」にて Vol.2へ続く。

 

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