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バッグ、コート、キャリーケース…面接での荷物の置き方マナー集

就職活動で企業を周っているとさまざまな荷物が必要となります。たとえば泊まりで遠方の企業に面接に行ったり、1日に複数の企業に面接に行ったりすると、多くの荷物を持ち歩かなければいけないなんてこともあるかもしれません。

しかし、こうした荷物は面接の間はどのように置くべきでしょうか?そもそも荷物を面接会場に持っていっていいものなのでしょうか?今回は面接会場での荷物の置き方や扱い方のマナーについて、ケース別に見てみましょう。

面接会場での荷物の置き方

荷物別に面接会場の持ち込みの可否や置き方のマナーについて。

・ビジネスバッグ
履歴書などの応募書類や手帳、筆記用具を持ち運ぶため、面接には必須です。シンプルなデザインで、使いやすい手提げタイプのものを選びましょう。

面接会場に入ったら椅子の横に自立させるように置きます。壁にもたれかけさせたり、床に寝かせて置いたり、膝の上に置いたりするのはNGです。
そのため、しっかりと自立するものを選びましょう。

企業によっては荷物置き場を用意してくれていたり、「隣の椅子に置いてください」と気を遣ってくれたりします。置き場の指示があったり気を遣ってくれたりした場合は、それに従いましょう。

・コート
寒くなってくるとスーツの上にコートを羽織って面接に行くこともあるかと思います。基本的に室内でコートなどの上着を着るのはマナー違反です。企業に訪問する前に脱いでおきましょう。

面接会場に入ったら、自立させて置いたバッグの上にコートを畳んで置くのがマナーです。
椅子の背もたれにかけたり、ひざの上に置いたり、床に置くのはNGです。

・キャリーケース
泊りがけで面接に行く場合は着替えなどを入れるキャリーケースを持ち歩くことになります。
キャリーケースを持っていったからといって不合格になるわけではありませんが、なるべくなら持っていかないほうが良いでしょう。場所を取るため、仮に持っていくのであれば事前に連絡を入れておいたほうが良いかもしれません。

企業で預かってくれる場合もありますので、そのときは丁重にお礼をしましょう。

・通学用のバッグ
授業の前や終わった後に面接があるケースもあるかと思います。面接当日はいつもの通学バッグではなく、ビジネスバッグに教科書等を入れて持ち歩きましょう。

どうしても荷物がたくさんあってビジネスバッグに収まらないということであれば、ビジネスバッグと通学用のバッグの2つを持ち込んでも問題ありません。採用担当者にとっては応募者が授業の前後に面接に来ることは日常茶飯事なので、それほど気にしないと言われています。

ただし、あまりにも派手なバッグや個性的なバッグは好ましくありません。通学用とはいえ、面接に行くのですから、それにふさわしいバッグを選びましょう。

通学バッグは自家用車だったら車の中に置く、電車だったら駅のコインロッカーに預けるという方が良いかと思います。

・他社の資料
A社の説明会に参加した後、競合のB社の面接に行くというような場合、A社で会社案内の資料やパンフレットを貰うというケースもあるかと思います。
B社の面接にA社のロゴが入ったような紙袋を持ち込むのはご法度。「ライバルの会社も受けている」なんて採用担当者が知ったら面白く思うはずがありません。

また、ビジネスバッグの中にも極力他社の資料は入れないようにしましょう。履歴書を出す際に見えてしまうかもしれません。

余計な荷物は預けるのが一番

ビジネスバッグは面接に必須なので、会場に持っていくのは当然。コートは体調を維持するためにはやむを得ないので、持ち込んでも問題ありません。

しかし、それ以外の荷物は持ち込まない方が無難です。自家用車で面接に行く場合は車の中に荷物を置いておけば良いので問題ありませんが、電車や徒歩の場合はためらわず駅などのコインロッカーを利用しましょう。
コインロッカーがなくてやむを得ず会場に荷物を持ち込む場合は丁重に事情を説明することが大切です。
企業によっては荷物を預かってくれる場合がありますので、指示に従いましょう。

気をつけたいのは、当然と言わんばかりに「預っていただけますか?」「ここに置かせてください」と言ってしまうことです。

荷物一つで企業に迷惑をかけることもあります。ホテルのお客さまとは違い、面接に来ている立場であることを自覚しましょう。

面接会場に持ち込むものは必要最小限に留めよう

荷物の置き方や扱い方も管理能力の一つと言えます。「大量の荷物を持ち込んだら相手がどう思うか」という想像をし、「なるべく余計なものを持ち歩かない」「1つにまとめる」という努力をするのが大切です。

これは面接だけでなく、社会人になっても、あるいはプライベートでも大事なマナーだと言えます。

何が必要で、何が必要でないか、必要でないものはどうするのが良いかを常に考えて、面接に挑みましょう。

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