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大切な革を湿気から守れ!アイテム別梅雨の保管&ケアガイド

ジメジメとした梅雨や夏場は革にとっては辛いシーズン。気づいたら大切な革製品にカビが生えていたということもよくあります。そこで、今回は湿気から革を守るためのポイントをご紹介。さらに、革靴やベルトといったアイテムごとに保管方法やケア方法を解説します。

革を湿気から守る大原則

それではまず革でできたアイテムに共通する大原則を解説します。

・湿気は革にとって大敵
カビ菌は湿気が大好物。お風呂場や壁と家具のスキマなど、湿気がこもりやすい場所にカビが生えていたという経験をお持ちかと思います。革も空気中の水分を含みやすく、さらにカビ菌も定着しやすいので、カビ菌にとって革は絶好の住処。保管方法やケアを間違えるとあっという間にカビが生えてしまいます。

大切な革製品にカビを生やさないためには、湿気がこもらないような通気性が良い場所に保管することが大切です。

・直射日光が当たらないような場所に保管する
通気性が良いからといって屋外に保管したり、革が濡れてしまったからといって天日干しにしたりするのはNG。革は湿気にも弱いのですが、直射日光にも弱いデリケートな素材なのです。

人間の皮膚も乾燥肌になるとカサカサになってしまったり、ひび割れになってしまったりするのと同様、革も内部に含まれている水分が乾燥してしまうとひび割れが生じます。

革が乾燥しないように、直射日光が当たらない場所に保管しましょう。

・革をケアしてあげよう
革製品の美しさを保ち、カビや乾燥から守るためには日頃のケアが欠かせません。革クリームやオイルで定期的にお手入れしてあげることで、革の光沢が長持ちします。水分の吸収を防ぎ、革がもともと持っている潤いを閉じ込めるので、カビの発生や乾燥を防ぐことができます。

月に1回くらいはお手入れをしましょう。

・革製品を保管するためのポイント
以上のことを総合してまとめると、「革製品は通気性が良くてかつ直射日光に当たらない場所で、定期的にお手入れをする」ということが大切だと言えます。

この原則を頭に入れておいてください。

アイテム別湿気から守る保管&ケア方法

それでは次にアイテムごとに梅雨の湿気から製品を守る保管方法とケア方法をご紹介します。

・革靴
革靴は革製品の中でも最も汚れやすい・濡れやすいという、過酷な環境にさらされるアイテムです。雨に濡れたり汚れたりした場合は、必ず水分や汚れを拭き取り、革クリームできれいにしてあげた後、通気性の良い場所で乾かしてあげてください。

先程もご説明したように、濡れたからといって天日干しはNGです。陰干しで乾かしましょう。また、防水スプレーやオイルで防水処理をしてあげると、雨で濡れたり泥が付着したりしたときでも湿気を吸い取りにくくなりますし、汚れもきれいに落とすことができます。

革靴を箱に入れる方も多いかと思いますが、これもNG。箱の中に湿気がこもってしまいます。やむを得ず箱に入れる場合は、除湿剤を同梱したり、箱に穴を開けたりするなど、湿気対策をしましょう。

また、密閉されたシューズクローゼットに保管する場合も、除湿剤といっしょに保管するのがおすすめです。

・ベルト
ベルトは腰と密着するため、汗を吸いやすいです。体に巻き付けるような状態なので、癖もつきやすいです。スラックスに通したまま保管するのではなく、必ず外した状態で保管してください。

ベルトハンガーなどを使って伸ばした状態で保管しておけば、湿気から守ることができて、癖もつきにくくなります。ベルトハンガーがない場合は通常のハンガーでも代用可能です。

・財布
革の財布をポケットに入れている場合は、ベルトと同様汗を吸ってカビの原因になってしまいます。
風通しの良いデスクの上などに保管しましょう。

しばらく使わない場合は、不織布の袋に入れて保管しておくと湿気から守ることができます。

・バッグ
革のバッグでよくやりがちなのが、密閉されたクローゼットに保管したり、箱に入れて保管したりすることです。
革靴と同様、箱や密閉された場所に保管するとカビが発生する可能性があるので、なるべくなら通気性が良い場所に保管し、やむを得ない場合は除湿剤といっしょに保管する、あるいは財布のように不織布にくるんで保管するのがおすすめです。

また、バッグを寝かしたまま保管すると床と接する面積が大きくなってカビが生えやすくなりますし、型崩れの原因にもなります。できれば立てた状態で保管しましょう。

正しい保管&ケアで革アイテムを湿気から守ろう!

以上、梅雨や夏場の湿気から革製品を守るためのポイントをご紹介しました。正しく保管すれば革製品にカビが生える心配はありません。そのうえでしっかりとケアしてあげれば、革の美しさが長持ちします。

大切に保管してお手入れしてあげれば、愛着も一層増すというもの。今回の記事を参考にしていただき、ジメジメとした嫌なシーズンを乗り切りましょう。

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