私は二人分、生きるよ
ふと、親友雅子のことを思い出した。
15歳で出逢ってから、28年間。
ずっと、友達で、ライバルで、心を支え合ってきた。
雅子が31歳の時、白血病発症。
当時、雅子の長男3歳、長女2歳、二男生後2ヶ月。
その頃私は、離婚するかしないかってとこで、ずっと相談にのってもらってた。
気丈な彼女は、ポジティブに受け止め、骨髄移植により、見事に生還!!
1年経って、家に帰ってきた。
ところが、他人の骨髄が入っていることで、拒絶反応が出て
少しずつ、体調が悪くなっていった。
そして今から9年前、ほとんど寝たきりの状態になって、それでも明るくいつも私を励ましてくれてた。
いい意味で、ライバルだった私達。
雅子が健在だったら、きっと一緒に何かやってただろうなぁ・・・。
「かおはすごいね!友達として私の誇りだよ!もっともっとすごくなるね!楽しみだよ!」
私のことをずっと応援しててくれた。
私が何かすることを、自分のことのように喜んでくれてた。
マヤが生まれて、重度の障害があるとわかって相当落ち込んでいた時、
父親が突然死んだ時、
私が離婚した時、
ずっと、そばにいてくれた。
私に何か変化がある時、一番最初に雅子に伝えてきた。
あの日・・・4月15日の朝、雅子のダンナさんからの着信。
その瞬間、
・・・・・とうとう逝っちゃった・・・・・
ベッドの上で、ずっと私のこと待ってた雅子。
もっともっと行ってあげればよかった。
ものすごい、後悔した。
会いたいと思っている人、
話したいと思っている人がいたら、
絶対に会いに行った方がいい・・・・・。
私は、彼女の分まで、2人分生きる。
4月生まれで桜が大好きだった雅子。
「かお、私達100歳まで生きるじゃん。
あと、56回しか見れないんだよ。
今年もしっかり見ておこうね・・・」
これから私、毎年、心の中の雅子と一緒に、桜を見るよ。
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