社長ではなかった男性⑥
「今日で出会って1ヶ月やで!!
まだまだ仮交際中で、これからどうなるかなんて分からないけれど、とにかく1ヶ月間、仲良くしてくれて、ほんまにありがとう!!!」
と言って紙袋を渡されました。
なになになになになに…
ちょ…すいません…
圧が凄いです…
ってか、ただでさえ今まで全ての飲食代を奢ってもらっているし!毎度毎度車で送って頂いているし!!
これ以上、貢物なんて滅相も無い!!!
恩返しが追いつかなくなるじゃない!!!
「なになになになに!!!
怖い!!!貰えない!!!
高いもの!?安いもの!?
申し訳無さすぎて、もう怖い!!!」
そのまま、口から出てもた。笑
「大丈夫!大丈夫!!
まさか俺も今の段階で100万のアクセサリーとかプレゼントせんから!!笑
重すぎるやろ、それ!!笑
安いやつ!最低グレードのやつ!!
大丈夫!開けてみて。」
「…お気持ち程度…??」
「間違いなく!!!」
かなり重厚なお箱。
重みも厚みもそこそこある…
あ!!分かった!!!
食べ物だわ、これ!!!
開けると…
わぁぁぁ♡♡
凄い!!!お花だ!!!
綺麗だね!!!!
めちゃくちゃ良いじゃん!!!
しかも、私、原色大好きなんだ!!!!
「私の好きな色、よく分かったね!!」
「こないだ俺、友達の結婚式に行った話したやん??その時、りおなちゃん、着るならカラードレスははっきりした原色が好きって言ってたから。赤か紫かそーゆー色が好きって言ってたで。」
よく覚えてるな、この人…
答えた本人が、言った事忘れてたよ…
「あの結婚式の話も、別にその話がしたかった訳じゃなくて、りおなちゃんから好きな色を聞き出したかっただけやねん。笑」
え、凄いな!!!
私、まんまと踊らされてるじゃん!!!
「付き合ってない奴からモノ貰うとか、さすがに重すぎるから、消えて無くなるものにしたかった。
5日の寿命らしいから、5日間だけはこいつを可愛がってやって。」
なんかねー…私ねー…
お花でコロっと、いっちまいそうです。笑
勿論、スロースターターな私なので、まだ好きとかいう感覚はよく分からないのですが、好感度がうなぎのぼり!!笑
とにかく!言えることは!!
今、現在、一番惹かれているのは…
ほぼほぼ自分の求める条件に当てはまっていない、
彼だと思う。笑
だーってだってだって!お花をサプライズプレゼントだなんて、生きてきて30数年、今まで数える程しか経験ないよ!
いや…数える程、あったかな!?笑
ほんと、チョロいな、私。
→続く。
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