次の瞬間、
わたくし、びっくりして言葉を詰まらせました。
「でも…
初めてお会いした時、咳されていましたよね？
その時にツバが飛んでいて。」
「…え？
」
」「いや、ちゃんとハンカチで押さえられていたんですけど、一瞬ツバが飛んで。
これが飛沫感染かと思いました。笑
お綺麗な顔とのギャップが可愛くて印象的です。」
本当に一瞬頭が真っ白になりました。
ちょっと待って、ちょっと待って…
わたし、そんなに咳したっけ…
確かにハンカチは手持ち無沙汰な時に、机の下で「開いて閉じて」したりする時もあるくらいだから、常に常備しているんだけど…
ごめん、それ、ほんと？？？
え、ほんとなの？？
でも、この人にそんな嘘つくメリットがないから、ほんとなんだよね？？？
お見合い中に
ツバを飛ばす女…
よく仮交際希望したなぁぁ！！
恥ずかし過ぎるーー！！！！
しかもテーブル挟んでる状態で、ツバが見えるとかよっぽどすごい勢いで飛ばしていたという事よ！！
「え、ほんとですか！！
それは申し訳ない！！！
最悪ですね、私！！！
よく仮交際希望しようと思われましたね…」
そのまま伝えました
私からすれば、ツバ飛ばし女とか…
「ちょっと口臭がして…」
って言われるのと同じくらいの赤面
ほんと最低最悪…
「僕の周りにそういう女性っていなかったから、
新鮮で。」
だろうね、ツバ飛ばしてくる女なんて！！！
「なんか人間味があって良いと思いました。
ギャップがあって」
」嘘をつけーー！！！
良いわけあるかーー！！！
どんなギャップやねーーん！！！
最初、なに、これ、ディスられてるの？？？
わざわざそんな事言ってくるって事は、
暗に貴女、お下品な所あるから直した方が良いよ…って言われているのかな、と思って、
「私、もうマスク外せないわ…」
って言ったんですよ、飛沫感染とか言われるから。
そしたら、
「え、なんでですか？」
って言われて、
「色々、恥ずかしいから！」
って返したら、
「ちょっと褒めすぎちゃいましたね。
別にそこで好印象を与えたいとかポイント稼ぎたいとか無いので
思った事をお伝えしたかっただけなので。」
ちゃうねん！！！
そこじゃないねん！！！
もう私の中では、ツバ飛ばし女って言われたって感情しか無い！！！
その前のなんやらかんやらは、もはや記憶にございません！！！
だから、私言いましたやん！！！
結構ナイーヴなんですから！！！
たとえ笑顔で言われても、結構内心凹むし、引きずるんだから！！！
あの発言に特段意図はなく、
ただ、楽しさのあまりからの発言なら、
ほんま余計なこと言わないで欲しかった、正直。
ほんと、
あのお見合いの距離感でツバ飛んだって分かるとか、どれだけの勢いで飛ばしたんだろう、私。
風邪も引いてなかったし、
体調も悪くなかったし、
咳ぽくもなかったのに…
これから私のことは、
ツバ飛ばし女と呼んでください…
私はこの時の事がすっごく気になって、←ね？引きずるタイプなんです…
親友や会社の同僚たちに、
「ねぇ！
私、普段、結構、
ツバ飛ばしてる事ある？」
って聞きまくりました。笑
彼、元々、かなり具体的に褒めてくれたりしてくれるタイプだけど…
いらん事の具体性はもっと仲良くなってからにして欲しい。
ツバ飛ばしといてなんですが…
ショックです…
もうあんまり私の事、細かく見たり探らんといて…笑
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