仮彼氏との別れ③
「確定かはまだ分からない。
けど、俺から関西に行かせてほしいって言ったよ。」
な、な、な、なな、
なんですとー!
「俺、関西にゆかりが何もないやん?
結構しつこく理由を聞かれたから、
ぶっちゃけ彼女が関西にいるから!って最終的には言ったよ。笑」
いや。笑ってる場合やないねーん
「社内か社外かって聞かれたから、
もうバシッと、りおなの名前も挙げといた。
部長、驚いてたよ。笑」
このタイミングで、
社内の人間にカミングアウト…
ビシっと私の名前を挙げなくて、よろしい…
「彼女がいるから関西に〜」って自ら言ってた人が実際関西に赴任する時には別れているだなんて…
そっちの方が人事部長もビックリだわ
元彼が直属の上司になるかもとか…
無理無理無理!!!
今後、第三者と「結婚します」って言う結婚報告も、第三者との結婚式も、彼に報告したり祝辞とかしてもらう事になるの!?
ほんと想定外…
ほんと無理なんですけど…
テンパった私は、
「なんでそんな事言うの!?」
と言ってしまいました。
「なんで?
なんで会社の人事と私たちを結びつけるの?
仕事と恋愛は別でしょ!?」
「違うよ!!ちゃんと関西のここでこんな仕事をしてみたいって言うのは真っ先に伝えたよ!
それでもかなりしつこく部長に理由を聞かれたんだって!!」
私が喜ばず、突っかかってくる事に本当に驚いているみたいでした。
「関西配属になったら結婚出来るじゃん!!
家も関西に建てられるし、少なくとも最初の数年は一緒に住めるじゃん!!」
私は…
こんなに不安定な仲だと思っていたのに…
彼は本当に…こんなにも…
私との結婚を考えていたんだ…
想定外だよ…
「ちょっと待って。
結婚しようって話、出ていたっけ…?」
そう…
この1年で会った回数約2回の仲なのに…
そして比較的、記憶力の良い私。
絶対に、その手の話なんて…
していない。
「え。しないつもりなの?」
「しないつもりって言うか…
半年に1回ペースでしか会わなくて大丈夫な人と結婚なんて私は考えられないかな。
好きって感情が全くないと思うし、必要じゃないんだよ、お互いにとって。」
もうちょい発言したような気がしますが、なんかこんな事を言ったと思います
とにかく想定外の電話で、想定外の流れ。
正直あまり覚えていません…
「俺…無理だよ。
なんでそんな事言うの?
部長に俺たちの関係性を言っちゃったから?
それならごめん…」
「違う!!そういう事じゃない!!
拗ねているとかそーゆー事じゃない。
私はね、もう違う人を見たいし、正直、もう別の人に気持ちがいっているんだよ。
だから今別れ話を出してる。」
→続く
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