「え、ごめん。どこに？」
「あのビルの上に庭があるらしくて。
そこに行きたい。」
告白ですね？
告白してくれるんですね？
ありがとう！！
ただ、状況読んで！！！！
今すべきこと！？
笑
笑「そこ、今度でお願い出来る？
今日は携帯探しに行って、なかったら警察にも寄りたいから。」
「じゃぁ、俺も一緒に戻るよ。
しょうがない。」
しょうがない？？？
心がザワザワっとした記憶もありますが、
その時は、なんとか携帯がありますように…という気持ちでいっぱいでした。
とにかく一緒に来てくれるというので、
元来た道を辿って行く事にしました。
晩御飯を食べた事によって、
まばらな人数になっている花火会場。
座っていた所、移動した所、思いつく所を浴衣姿で行ったり来たりしました。
その間、付いてきてくれた彼、
何していたと思います？
直立不動。
遠くで棒立ちしている。
私が悪いですよ！
私のミスで携帯紛失させたんだから！
だけどなーーー！！！！
付いてきているんだったら、
せめて探すのを手伝え！！！！
ほんと何しに来たの！？
そして
「そろそろ行こうか」
って言ってくる。
「携帯もう買い替えるしかないね！」
って簡単に言ってくる。
あはは…他人事…
「なんか悪いから先帰って。
この後、一応警察にも届いていないか行きたいから…」
探すのを手伝ってくれる気配もないし、
なんか急かしてくるのが嫌になって、再び帰宅を促してみる。
「んーーー…
時間かかりそうかな？
行きたい所があって…」
庭だろ？
その話は今はやめとくれ。
てか、それなら協力して一緒に探してくれよ…
私の頭はそれどころじゃないんだよーーー…
花火終わって、ご飯食べて、
会場に戻って、警察署に遺失物届けを出して…
結局、最後まで一緒に付き合ってくれた彼だけど…
最後に重ねて例の庭園に行きたい！と言い出したため、行くと案の定、告白されました。
｢今日楽しかったね！花火も見れたし！」
みたいな流れだったと思うのですが、
本当にドラマのセリフかと思いました
私の中では、今日=花火大会ではなく、
もはや携帯を紛失させて見つからなかったショックな日でしかない。
そして、今現在、私の顔は楽しさでいっぱいの表情はしていないはずなのだが…
「コンパに来ていた、◯◯って覚えてる？
あいつに、告白するなら絶対花火大会の日の帰り道。
ここの場所が人が少なくて、オススメって聞いてさ！」
素直…
素直なんだね…
ただそれは、
その時のシチュエーションによりけりだよ！！
あと、どうせオススメするなら、素敵な飲食店も教えてあげて…
そのあと、答えを即決出来ないまま解散したのですが…
彼はママに車で迎えに来てもらい…
私は浴衣のまま、満喫で朝を迎えました。
携帯が手元になかったしね…
全ては自業自得。
なんだけど…
なんか違うでしょ！
色々！！！
違いすぎるわ！！！
結局、お断りしましたので、
これが最後のデートとなり、
携帯も見つかりませんでした
私の中の圧倒的高学歴な男性。
彼のイメージが強いです。笑
学力偏差値も顔面偏差値も高くて、
きっと大切にご両親に育てられていて、
素直で、一つ一つに悪意は無いんだろうけれども…
人の心を読むのが苦手な感じ。
果たして、何からどう言えば良いのか分からない感じ
なーんか惜しい気もするんだけど、
でも完全に違う感じ。笑
彼なんて、結婚相談所に登録していたとしたら、
１００%の確率で、私より需要がある事でしょう。
でも…
圧倒的高学歴の方は…
私にとっては、惹かれる一方、ある種、未知の生物に近いです
高過ぎず、低過ぎない学歴が良い！というのは、
ワガママの極みですかね…
ツヴァイの東大さんは、そういう意味ではやっぱり稀有だったなぁ…
京大ストレートガイ 完。
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