少し若いエキスを吸わせてくれ②
いやいやいや。
28歳イケメンがわざわざ私と付き合うとか無いだろう!!!
30歳ちょいのナルシー君ですらも、結局、年の差にビビってドロンしたじゃないか
「…佐倉さん。
有り難いお話だけど、彼に私は勿体ないです。
はい。」
「そうか??
勿体ないか勿体なくないかは、りおなが決める事じゃないと思うけど
ノン社長さんが自分じゃ勿体ないって言ってるのと同じやん、それ。笑」
「…ですね!笑」
「りおなはまだ独身やねんで!
色んな男みてみたら良いやん。
彼氏が気になるなら、ただの食事会で終わらせて番号交換とかもしなくて良いしさ。」
そして…
「なんかりおなって保守的になったよなー!
俺、りおなの強気でクソな男なんか願い下げってオーラが好きやったのにな。
私じゃ勿体ないとか絶対言うやつ、ちゃうかったやん!!」
ごもっとも…
年齢でモロにバッサリいかれる結婚相談所というかなり特殊な世界で活動していたからだろうかね。
ぶっちゃけどれだけ中身が優れていても、
見た目が若く見えても、
家庭的でもお金持ちでも、
ほぼほぼプロフィール上の実年齢で振るい落とされる世界だからね。
婚活市場にいたら、30代半ばの女なんて、選択権もないレベルの扱いされ、なんなら50代の男性からも「しゃーなし」とか思いながら申し込まれたりされる訳だから…
自分で自分がウケる笑
でも一歩、特殊世界から出ると
男性36歳と女性34歳のカップルとか、
逆に女性33歳、男性28歳のカップルとかザラにいる。
本当に結構いる。
条件から入る相談所では現実的になかなか厳しい組み合わせだったりするけど、普通世界にずーっといた佐倉さんからすると、
私と28歳君は有り得ない組み合わせなんかじゃないと思ってくれたんだろうな。
有り難い…
最初は複数人でお食事会の予定だったのですが、佐倉さんにも悪いし、もう気張らずにサクッと紹介してもらう事にしました。
→続く
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