コロナで変わった新しいイベントのカタチ「弾こみゃ~!<名古屋まちじゅうDEピアノ祭>」インタビュー後編
8月4日から8月31日まで開催される「弾こみゃ~!<名古屋まちじゅうDEピアノ祭>」について、イベントを企画された日本特殊陶業市民会館(以下、市民会館)の館長の坂井さんと事業担当の澤地さん、そして名古屋市文化振興事業団(以下、事業団)の文化振興部 主幹の宮田さんと事業担当の佐野さん、4名のみなさんにお話を伺いました(前編はコチラ)。
おすすめのピアノや会場などがあれば是非教えてください
音楽プラザはベーゼンドルファーという珍しいピアノが使えるためか、問い合わせが多かったです。
会場については、どこがお勧めということではありませんが、全区に小劇場があるのは他の地域ではなかなかないので、それぞれの施設を楽しんでいただければと思います。
去年はスタインウェイだけでしたが、今回はヤマハ、カワイ、ベーゼンドルファーと、様々なメーカーのピアノを弾くことが出来ます。
コンサートの他、今後も魅力的なイベントが行われるそうですが、ピアノ祭のようなイベントもまた行われるご予定はありますか?
事業団や市民会館のホームページを見ていただくと、名古屋市の様々なイベントを行っています。
事業団は22施設あるので、イベントの数がものすごく多いです。
名古屋市の文化振興計画に沿って、演劇や音楽やダンス、若者・子ども向けや年配の方向けなど多様な企画があります。
守備範囲が広がって、大変だと思う面もありますがやりがいがあっていいですね。
見る側も今まで以上に選べるようになって、市民のみなさまにとっても良いことだと思います。
最近はオンラインのイベントにも力を入れています。
今日(取材日)も「ポッシブる!」というオンラインのワークショップがあったんですけど、香港からの参加者もいたんです。
元々は地域の子どもたちに対面で体験してもらうという企画だったのですが、オンライン化することで日本全国どころか世界中から参加することも可能だということを実感しました。
今後は名古屋で実施するという意味も考えていく必要があると思います。
動画配信でイベントに注目してもらい、配信をきっかけにして劇場に足を運んで生で見てもらいたいです。
スマホから劇場への動線を作って「本物はすごい」と感じて欲しいですね。
今回のイベント「ピアノ祭」では、主催者側での配信は考えていませんが、参加者の方々が自由に発信をしてくれることに期待しています。
コロナの状況にもよりますが、来年以降もこの「ピアノ祭」のような企画は行っていきたいです。
企画の中心となった若手のお二人(撮影時のみマスクを外していただきました)
これは伝えたいということがあれば是非!
このイベントをきっかけに是非劇場に足を運んでいただいて、劇場でコンサートピアノを弾く楽しさや気持ち良さを知っていただき、他のイベントなどにも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
「ピアノ祭」のように名古屋市内全体、ひいてはカタカナナゴヤ圏全体でまちじゅうに文化芸術を展開していけたらいいですね。
一施設だけだとどうしても限界があるので、今後も連携していきたいです。
そういう意味でも「ピアノ祭」がこれだけ注目されたのは本当に良かったと思います。
日本特殊陶業市民会館だけでも、たくさんのチラシが置いてありました
「弾こみゃ~!<名古屋まちじゅうDEピアノ祭>」
名古屋市内のホールや練習室を貸切して、有名ピアノをお得に弾くことができます。
(※募集は終了しました)
開催日:2021年8月
施設:名古屋市内の文化施設
参加料:1区分(1時間)1,000~3,000円
・名古屋市文化振興事業団はコチラ
・日本特殊陶業市民会館 名古屋市音楽プラザはコチラ
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