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名古屋めしの”真実”を掘り起こす決定版!『間違いだらけの名古屋めし』大竹敏之さん【ナゴヤビトブックス #23】

ナゴヤに縁のある様々なジャンルの書籍を著者へのインタビューを通じてご紹介する「ナゴヤビトブックス」。第23回は、名古屋と言ったらこの方!大竹敏之さん著書の新刊『間違いだらけの名古屋めし』(株式会社ベストセラーズ)をご紹介します。

以前ご紹介した大竹さんの著書『名古屋の酒場』の記事はこちら
『名古屋の酒場』大竹敏之さん 【ナゴヤビトブックス #2】

ーー大竹さんのご経歴を教えてください。

著者の大竹敏之さん

大竹さん
大竹さん
名古屋のことだけを書く“名古屋ネタライター”を名乗っています。ライター歴は30年以上。Yahoo!ニュースに「大竹敏之のでら名古屋通信」を配信。

著作には『名古屋の喫茶店完全版』『名古屋の酒場』『サンデージャーナルのデータで解析! 名古屋・愛知』(リベラル社)『なごやじまん』(ぴあ)、『コンクリート魂 浅野祥雲大全』 (青月社)などがあります。

大ナゴヤツアーズなどで、喫茶店めぐりや和菓子屋めぐりなど、町歩きツアーのガイドも担当しています。

名古屋と言ったら、知る人ぞ知る大竹さん!
テレビや雑誌などなど、あちこちでご活躍を拝見しております♪

名古屋に関する著書もたくさん出版されていて、どれも魅力的なものばかりです。

以前もナゴヤビトブックスで、大竹さんの著書『名古屋の居酒屋』をご紹介させていただきました。新刊の発売、おめでとうございます!

しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

 

間違いだらけの、名古屋めしの真実を掘り起こす

ーー著書『間違いだらけの名古屋めし』はどのような内容でしょうか?

大竹さん
大竹さん
名古屋めしに対する様々な誤解・・・
名古屋めしはB級グルメばかり、名古屋めしは何でもかんでも味噌をかける、きしめんは駅のホームが一番うまい、喫茶店のモーニングは名古屋人がケチだから広まった、名古屋人は名古屋めしを食べない・・・
これらの風評を徹底的に検証して、真実を掘り起こします。
確かに、名古屋といえば……ということで、県外の方からよく言われる内容で思い当たることが多々あります(笑)
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる
大竹さん
大竹さん
古い文献をあたり、人気店から周辺業者、商業施設まで、多方面にわたって取材し、名古屋の食文化の歴史をひもとき、コロナ禍以降を含めた名古屋めしを取り巻く状況の変遷にも言及しています。

名古屋めしについてより深く知ることができると同時に、自分たちの身の回りの食文化にも興味を持ってもらえる一冊になっています。

今回大竹さんから発売前の著書の中身を拝読させていただき、ナゴヤ出身の私でもまだまだ知らない名古屋めしの世界が広がっていて、とても勉強になりました。地元ナゴヤの方にも、ナゴヤ以外の方にも是非読んでいただきたい一冊です。

こんな歴史があって今の名古屋めしができている、そこから地域の食文化にも自然と目がいき興味がわく内容でした。名古屋めしに留まらず、もっともっと自分の地域の食文化や郷土料理など知っていきたいなと思えるラストでした♪

しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

 

ーーこの本を出版したきっかけは何だったのでしょうか?

大竹さん
大竹さん
長年、名古屋めしに関する取材を続けてきて、その魅力を紹介してきたつもりですが、まだまだ誤解されていることが多いと感じていました。特にSNS全盛になって、根拠に乏しい風説が検証もなく拡散されたり、それによって無責任なバッシングが引き起こされるケースがしばしばあることにも憂慮していました。

これまで名古屋の食に関する私の書籍は、魅力的なお店を紹介するガイドブックが中心だったのですが、それにとどまらない、決定版となるような名古屋めし論が必要だと思い、取材・執筆にとりかかりました。

まさに名古屋めし論の決定版!バイブルといっても過言ではない一冊だと思います!
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

 

ーー『間違いだらけの名古屋めし』の裏話をお聞かせください

大竹さん
大竹さん
本の中では、かの村上春樹さんによる名古屋めしルポ(『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』収録)についても取り上げています。さらに図々しくもご本人に推薦コメントを書いてもらえないかと、出版社に依頼文をお送りしました。
すごい裏話です!(笑)
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる
大竹さん
大竹さん
残念ながら同様の依頼は山のようにあるためすべてお断りされているそうで、実現はかないませんでしたが、どこかで目にふれていただけるといいなぁと思っています(笑)
いつか、村上春樹さんと大竹さんで豪華な「名古屋めし」対談をして頂きたいです♪
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

 

名古屋をもっと好きに。そんな一助となるもの書いていきたい

ーーこれから書いていきたい本はどのようなものでしょうか

大竹さん
大竹さん
名古屋にいるからこそ書ける記事、名古屋に住んでいなければつくれない本を、これからも皆さんに読んでいただけるよう、取材ライターとして活動していきたいと思っています。それによって、名古屋に関心をもってくれる人、名古屋を今よりもっと好きになる人が1人でも増えてくれれば。“名古屋好き”が増えれば、名古屋はどんどん楽しくなるはず。私の書く記事や本がその一助になればうれしいです。
大竹さんの名古屋ネタ記事や著書の内容に触れ、そこから”名古屋”のことを面白いと思い、もっと知っていきたい関わっていきたいと思う方はたくさんいらっしゃると思います。私自身もその一人です!

これからもたくさん勉強させてください♪

しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

 

ーーナゴヤゆかりの著者さんをお1人、ご紹介お願いします!

大竹さん
大竹さん
小坂井大輔さんをご紹介します。処女短歌集『平和園に帰ろうよ』が話題の歌人にして、老舗中華料理店「平和園」料理長です。
老舗中華料理店の料理長で、短歌の詩人でもある……すごい方ですね!「短歌の聖地」と呼ばれる中華料理店というのも、かなり気になります。
しゃちほこいざる
しゃちほこいざる
大竹さん
大竹さん
小坂井さんについては、私の過去記事をご参照下さい。

名古屋の中華料理店が「短歌の聖地」として人気。全国の歌人が集まってくるワケ(大竹敏之) – 個人 – Yahoo!ニュース

名古屋にこんな場所があったとは……まだまだ知らないことばかりです。

小坂井さんに会いに、平和園の中華を食べに、「平和園に帰」らなきゃですね♪ 小坂井さんのご紹介、ありがとうございます!

しゃちほこいざる
しゃちほこいざる

ーー大竹さん、ありがとうございました!「間違いだらけの名古屋めし」というインパクトあるタイトルの著書でしたが、ナゴヤの人なら一人一冊は手元においておくのをオススメしたい、まさに名古屋めし論の決定版でした。勉強になっただけでなく、名古屋めしや地元めしのことがますます好きになり、もっと知りたくなりました。たくさんの方にこの著書が届いてほしいと思います♪

大竹敏之さんの公式情報
大竹敏之さんのTwitterはこちら
大竹敏之のでら名古屋通信 – Yahoo!

「ナゴヤビトブックス」では「ナゴヤが舞台となっている作品」「ナゴヤをテーマとした書籍」「ナゴヤ出身の著者の書籍」など、ナゴヤに縁のあるあらゆるジャンルの書籍を著者へのインタビューを通じてご紹介いたします。

書籍を版行された著者様がいらっしゃれば、こちらのフォームからぜひお気軽にご連絡ください! (小説、マンガ、ビジネス書、実用書、各種ムック、その他ジャンルは問いません)

その他ナゴヤビトへのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

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