『どうにもとまらない歌謡曲――七〇年代のジェンダー』舌津智之さん【ナゴヤビトブックス #24】

ナゴヤに縁のある様々なジャンルの書籍を著者へのインタビューを通じてご紹介する「ナゴヤビトブックス」。第24回は、舌津智之さん著書の『どうにもとまらない歌謡曲――七〇年代のジェンダー』(ちくま文庫)をご紹介します。
――舌津さんのご経歴を教えてください。

著者の舌津智之さん

――本の執筆を手がけられるようになったきっかけは何だったのでしょうか?




――著書『どうにもとまらない歌謡曲――七〇年代のジェンダー』はどのような内容でしょうか?

多様な考え方が共存していた70年代は、21世紀の今を生きるうえでのヒントや発見に満ちた、古くて新しい時代であったと思います。当時の歌謡曲をリアルタイムで聴いていた世代の読者からは、「懐かしい!出てくる歌は全部知ってる!」といった声をよく頂きます。

著書に引用されている楽曲リスト。こんなにもたくさんの有名な歌謡曲が登場しています。
「男らしさ」「女らしさ」という価値観がどう変わっていったのか、歌謡曲から考察されているということ。音楽とジェンダー論が結び付けられているのがすごく面白いと思いました!
読むのがどうにもとまらない内容で、一気に拝読させていただきました。

――この本を出版したきっかけは何だったのでしょうか?

――著書『どうにもとまらない歌謡曲――七〇年代のジェンダー』の裏話をお聞かせください




「ポリアモリー(複数愛)」というテーマに興味
―― これから書いていきたい本はどのようなものでしょうか

歌謡曲でいうと、山本リンダの「どうにもとまらない」やジュディ・オングの「魅せられて」や竹内まりや/河合奈保子の「けんかをやめて」の歌詞に出てくるような、「同時に複数の相手を好きになる」という主題のことです。
アメリカと日本とのポリアモリーのニュアンスはまた少し違うようですが、パートナーとの繋がりが強いのも特徴なのでしょうか。



――舌津さん、ありがとうございました!ますます舌津さんのワールドに引き込まれそうです。興味をもたれているテーマもそうですし、これからも舌津さんの新刊を拝読できるのを楽しみにしています!
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