子育ての目的と子どもの自立
投稿日・更新日 2019年11月5日
子どもにしあわせになって欲しい。
子どもによりよくなって欲しい。
多くの親御さんは、
そんな風に思うのではないでしょうか?
でも…つい、自分の子どもには、
イラッとしてしまう。
そんな方もいらっしゃると思います。
子どもとのより良い関わり方について
親として、どのように
すればいいのでしょうか?
自分にも、他人にも、やさしいコミュニケーションを!
心理玩具クリエイターのひめさとこです。
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子どもを自立させる。と言っても…
今日、明日でできるようなことではありません。
子育ての目的や、
子どもが自立できるような関わりについて、
考えていきましょう。
「子どもは、親を越えなければならない」
私が、子育てを始めた時に
衝撃を受けた言葉です。
それには、このように書いてありました。
それには、
「子育ての目的は、自立です」
とも書いてありました。
私が、講座で、時々する質問があります。
「あなたは、子どもが何歳になるまで、
親をするつもりですか?」
という質問です。
もちろん、血縁関係という意味では、
死ぬまで、いや、死んでも、親かもしれません。
そうではなく、
子育てをする人という意味の
親をいつまでするつもりですか?
この質問をすると…多くの方が驚かれます。
あまり、意識したことが無い方が
多いのかもしれません。
どうでしょう?
この質問の答えが、
「子どもの自立」あるいは、
「子離れ」の時期です。
そのあなたなりの目標の時期には
子どもが、自分で考えて行動できるように
徐々に、手を離していく必要があります。
あれこれ、やってあげていたものが
突然、20歳になったから…と
全部、やらなくなっても、
子どもは、戸惑ってしまいますよね?
自立する関わりのポイントは、2つ。
①コーチング的コミュニケーション
②心配ではなく、応援
①コーチング的コミュニケーション
「本当は、どうしたい?」
「そのためにできることは?」と
自分で考え、自分で行動する習慣を
身につけることです。
「どうしたらいい?」と聞かれても、
「どうしたい?」と質問を返すことで
その習慣が、子どもにも、身についていきます。
でも…
「どうしたい?」なんて、質問したら、
宿題せずに、ゲームしたい。
って言うに決まってる!
という方もいらっしゃるでしょう。
なぜ、ゲームがダメなんでしょう?
なぜ、宿題をしなければならないのでしょう?
もし、あなた自身が、
「宿題をしなさい!」と言われたら…
どうでしょう?
喜んで「やります!」
という方は、少ないのではないでしょうか?
それは、やる「目的」が
わからないからです。
宿題をしたがらない子どもも、同じです。
やる「目的」に納得していないからです。
勉強をすることが、
その子自身が本当にやりたい夢に
つながっているとわかったら…
「やらなければならない」ではなく
「やりたい」に変わるのではないでしょうか?
子どもの夢を引き出すのにも、
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役立てていただけますよ?
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では、
2つ目の「心配」と「応援」の違いは
何でしょうか?
子どもに、手出しし過ぎる方は、
「心配」で、関わることが多いのかもしれません。
「応援」は、失敗するかもしれないけれど…
それも含めて、見守るということだと思います。
初めて、何かをする時…
失敗するのが当たり前です。
なのに…何度もやっている自分と比べて、
「ほら、やっぱりできないでしょ?」
みたいに言ってませんか?
チャレンジしたことも、すごいことだし…
失敗から学ぶことも、大切なことです。
もし、失敗したら、
「次は、どうすればいいんだろうね?」と
一緒に考えることも大切だと思います。
つい、自分の子どもにイラッとしてしまう。
多くの方が、一度は、
経験しているのではないでしょうか?
どうすれば、あたたかく
子どもを見守ることができるのでしょう?
怒りの目的は、4つあると言われています。
①相手を支配しようとする
子どもだからと言っても、別の人間です。
思い通りになるはずがありませんね?
②相手より優位に立とうとする
子どもと張り合わなくてもいいですよね?
相手が誰であっても、対等な関係が望ましいですね。
③自分を守ろうとする
子どもが何か失敗をした時など、
「また、お母さんの仕事を増やして!」
とおっしゃる方もいますが…
自分を守りたいなら、
子どもの失敗の後片付けは、
子どもにしてもらってもいいと思いますよ?
④自分の正義を貫く
「こうすべき」「こうでなければならない」
それは、あなたにとっては、正しいかもしれませんが…
他の人にとっては、違うかもしれません。
表面的な理由ではなく、
なぜ、イラッとしているのか?を
この4つの中から、探してみると、
たいしたことないと思えるかもしれません。
イラッとするのをなくすよりも、
どんな自分が反応しているのか?に
気づいてみるといいと思いますよ?
子どもに対して、上から関わると、
子どもは無意識的に、大人にはかなわない。
という思い込みができる可能性があります。
杭にひもでつながれた小象の話を
聞いたことがありませんか?
この象のような思い込みを
子どもに植え付けてしまうのは、もったいないですね。
相手が、子どもであっても、
できるだけ、人として、対等に関わるといいと思います。
子どもに意見を聴いてみる。
子どもに相談してみる。
子どもなりの意見や考えが聴けて、
面白いと思いますよ?
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